みなさん、こんにちは。林 愛子です。
このところ、「寒い…」という言葉しか出てこないような日があり、
体調を崩してしまったなんて方もいるんじゃないでしょうか??
風邪やインフルエンザも流行っているようなので、
温かくして体調管理はしっかりしていきましょうね!!
「北摂伝言板 」、
水曜日は「やってんねん関大!おおさか・まち探し」です。
今回は、約2か月ぶりのご出演となりました!
関西大学深井ゼミの青木 智裕さんと松本 美優さんです。
今回の取材は大阪を飛び出して福島県。
というのも、深井ゼミでは東日本大震災以降、
福島へ行く取り組みを行っているんです。
先輩から引き継がれたその取り組みも今回で9回目。
そこで得た情報を関西で発信したいと、
それぞれ興味を持った取材先を見つけ話を聞きに行ってくれました。
青木さんが取材したのは、
福島大学の学生と陸上自衛隊福島駐屯地。
学生に取材をしたのは、
同じ世代だからこそ
感じるものがあるのではないかという理由もあったようです。
当時、青木さんたちは高校2年生。
青木さんはいつもと変わらず部活動に勤しんでいたそうです。
一方、今回お話を伺った福島大学の学生さんのひとりは、
腰まで海水につかりながらも自転車で自宅を目指していました。
冷静に考えれば、
自転車は乗り捨てたほうが身の安全を確保できるような気がします。が、
実際にそのような状況になった時、そんな判断ができるのでしょうか…。
そして、もう一人の学生さんは家族と共に、
山梨の親戚の家に避難をしていたそうです。
そして福島に帰ることになった時、
「福島に帰るなら放射能を浴びるからもう一生会うことはないね」と
言われたそうです。親戚からこのようなことを言われ、
相当ショックだったそうです。
まさか自分の身内ではそんなことないと思いかもしれません。
しかし、もし同じような状況になった時、一体どうなるんでしょうか…。
残念なことではありますが、
震災を機に人の無情さを目の当たりにすることもあったようです。
しかし、
青木さんは取材で聞いてきた
心温まるようなエピソードも教えてくれました。
福島駐屯地での出来事です。
毎日、「がんばってね」「ごくろうさま」という看板を隊員に向けて
笑顔で持っていた幼い姉弟がいたんだそうです。
その後、その輪は広がり家族も加わり、
隊員の方々は大変勇気づけられたそうです。
人の思いやりや笑顔は、
食べ物を生み出すわけでもなく、
瓦礫を片づけられるわけではありません。
ただ、思いやりや笑顔があるからこそ、
人と人は前に進めるのではないかなと思わせてくれるお話でした。
松本さんが取材したのは、
いわき市久之浜の浜風商店街です。
東日本大震災で大きな被害を受けたこの商店街は、
被災後半年で久之浜第一小学校敷地内に
全国初の仮設商店街をオープンさせました。
オープン当日は2,500人もの来場者で賑わったそうです。
設立から3年が経ち、仮設設置期間のリミットが近づいていることもあり、
平成28年には新商業施設「浜風きらら」の設置を予定しているそうです。
そこで、
さらに活性化させようと今取り組んでいるのが
公認キャラクターを作ること。
現在アイデアを募集中ということなんですが、
3才から73才までの多くの方が応募してくださっているそうです。
そして、
仮設商店街のある久之浜第一小学校の冬休みの宿題にもなるということで、
さらにアイデアが集まることが予想されています。
世代を超え、みんながまちについて考え、親しみを持てるキャラクター。
今やまつづくりや活性化には欠かせない存在かもしれません。
他にも、
復興の花を咲かせようプロジェクトを行っていたそうです。
花を通じて、久之浜と繋がり復興を見守ってくれるようにという願いを込め、
お花の種を販売してきました。
そして、お花が咲いた様子を写真に収め、
浜風商店街に送ってもらい、献花の集いで展示してもらうそうです。
深井ゼミのみなさんは、
色々な角度から福島を見ることで考えを深め、
アイデアを広げられています。
次回も引き続き、
福島での取材と共に「やってんねん関大!おおさか・まち探し」をお送りします。
お楽しみに~♪ヽ(*´∀`)ノ
【 今週のaikoのぶらりメモ 】
「2014 いばらき光の回廊ー冬のフェスティバルー」に行ってきました!
いばらき童子くんがお出迎え♪
様々なイベントも予定されていますので、
お近くにお住いの方は是非チェックしてみてください。
12/25(木)まで、
元茨木川緑地「イルミネーション会場」にて開催されています。
『情報ステーション・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)