こんにちは。カタリストの大北 沙織です。
春田さんのピンチヒッターでお送りしました。
今年最後のカタラジは、
オペラ歌手でもあるカタラジメンバー
吉村 いつこさんをお迎えして、
『イタリアのクリスマスと年末』についてお伺いしました。
吉村さんは、オペラの本場イタリアに留学され、
オペラのみならず
イタリアの様々な文化を体験されたそうで、
興味深いお話を沢山お聞きできました。
イタリアと日本のクリスマスの違い。
その1☆24日は『魚』を食べる。
お肉は食べないそうです。
日本は、チキンを食べたり美味しいもの尽くしな気がしますが。
魚を食べる習慣は、
イタリアの国教であるキリスト教と関係しているそうです。
その2☆
ケーキがフィレンチェを
真ん中に北と南でクリスマスケーキが違う!
クリスマスに北は、パネトーネというナッツや
ドライフルーツをいれたクグロフ型のケーキで
上に白い粉砂糖がかかったものを食べる。
一方南は、
パンドーロというシンプルなスボンジケーキのようなものの上に
白い粉砂糖がかかったものを食べるそうです。
日本とのケーキの違い。興味深かったです。
さらに、クリスマスツリーは1月8日まで飾るそうで、
そこまでがイタリアではクリスマスウィークだそうです。
日本は25日が終わるとツリーは片して、
しめ縄や鏡もち気分になりますが。
イタリアの年末の様子はどうなのでしょう?
吉村さんいわく、イタリアの年末の様子は
ツリーが1月8日まであり、それに合わせて『ベッファーナ』という
イタリアの伝統的な魔女のお祭りが年末にあるそうです。
その時にカルポーネと言い炭の形をした砂糖菓子を食べ、
今年1年いい子には赤いカルポーネを…悪い子には、
黒いカルポーネが配られるという。
ちなみに、サンタクロースさんは、外来の文化で、
イタリア独自の文化ではないためサンタクロースを
『バッポ ナターレ(クリスマスのお父さん)』と呼ぶそうです。
ですので、イタリアの子どもたちは、
ベッファーナという魔女が
バッポナターレの奥さんだと思われていたそうですよ。
なんだか、サンタクロースさんが、
クリスマスのお父さんなんて少し和みますね。
美味しいイタリアのクリスマスのお話に、
素敵な吉村さんのアヴェマリアやマリアカラスのオペラの名曲。
今年最後のカタラジは、優雅な時間となりました。
来年の6月あたりに、
吉村さんリサイタルがあるかも?だそうですよ。
楽しみですね!
次回は年明け1月17日からとなります。
皆さま、来年もカタラジをよろしくお願いします。
そして、素敵な年明けをお迎えください。
【 追伸 】
収録後、コーヒーが美味しい喫茶店に行きました。
そしたら、サンタクロースさんが☆.。.:*・
きっと、イタリア人のバッポナターレに違いない!
と1人でにやにやしてしまいました。
吉村さん、素敵なお話をありがとうございました。
『カタ☆ラジ』
第1・3・4・5土曜日午後2時30分~3時ON-AIR中♪