みなさん、こんにちは♪
「SENRI・STREET」月曜日の原田恵子です。
法泉寺は江坂町3丁目にある浄土真宗のお寺です。
薬医門は吹田風物百選に指定されています。
法泉寺に行ってきました。
門の脇に木戸をつけて、たとえ扉を閉めていても
四六時中患者が出入りできるようにしていたからこう呼ぶのだとも、
弓矢の攻撃を食い止める「矢食い(やぐい)」からきたのだとも言われているようです。
欅造りの「鐘楼」も吹田風物百選に指定されています。
浄土真宗本願寺の勢力と
織田信長が戦かった石山合戦(ガッセン)の時、
米36俵を送ったお礼として、本願寺が贈ったと伝えられています。
法泉寺には江戸時代、渡辺英綱という、
医師であり、和歌もたしなみ、和算の本も書い
ていたという方が居候していたそうです。
出歩くときのトレードマークは背中にしょった長い柄の傘。
それには赤い袋がかぶせてあったので
人々は英綱のことを長柄の傘赤袋と親しみを込めて呼んでいたそうです。
英綱が書いた和算の本、「大数量握掌一覧」は
仏典に出てくる宇宙とか地獄極楽といった
思想から生まれた大きな数を多く例に取って、
江戸の庶民に大きな数を理解してもらおうという書物。
10兆という単位が出てきますが、
恐らくその計算は複数の
そろばんを並べて計算されたものと思われるそうです。
江坂公園墓地にお墓があって、
墓石には「長柄の傘赤袋」や「大数量院覃?墓」といった
文字が刻まれているそうなのですが、
私は2回足を運んだにもかからず、見つけることができませんでした。
『SENRI・STREET』
月曜〜木曜日13：00～14：00放送中！
