おはようございます。「馬場章夫のぼらぼら千里」
アシスタントの三枝雄子です。
今週放送中の千里中央は台風一過で徐々に晴れてきました。
本日やっと梅雨明け発表されましたが、放送当日はまだ
梅雨空でしたがばんちゃんの元気な掛け声「ぼらぼ~ら!」で
だんだん晴れて生放送スタートしました!
今週のばんちゃんのオープニングトークは雨が上がって晴れて来たのに
関西の交通機関に乱れがあったので「台風過ぎても気を
つけなあかんなぁ〜」とばんちゃんと一緒に交通機関情報をお届けしました。
さて、今週もばんちゃんはFM千里サテライトスタジオを飛び出し、
広域千里、北摂一帯をぼらぼらと探険にでかけま〜す。
今週ばんちゃんがぼらぼらと向かった探検先は⁉︎
今週は小林一三記念館で開催中の「第14回特別展示
小林一三と野球〜高校野球100周年記念〜」に伺います。
今週もばんちゃんと前田Dはここ千里中央新千里東町
ライフサイエンスビルの1階サテライトスタジオからスタート!
千里中央駅9:27分発のモノレールに乗って290円→蛍池駅で
阪急宝塚線に乗換えて150円→阪急池田駅に到着!
阪急池田駅を山側へ降りますと…そこにはロータリーがあって
こう書いてありました。ラーメンの町、卓球の町、植木の町!
ラーメン記念館、落語記念館、五月山動物園があって、
とても特徴の多い町、池田です。
山側に歩いて行きますと…あちらこちらに彫刻がたくさん、
そして小林一三さんが御用達の和菓子屋さん「ふくすけ」があります。
小林一三さんはここの大福餅がとてもお好みだったそうです。
ぼらぼらとまた歩きますと…見えてきました「小林一三記念館」の看板。
そして病院を通り過ぎますと、見えてきましたのは大きな大きな門でした。
しかも歴史的に価値の高い長屋門です。表門の大きな長屋門もくぐりますと、
白い壁の洋館風の歴史を感じるオシャレな建物が見えてきました。
さてさて、この和洋折衷の建物「小林一三記念館」の中へ入ってみましょう。
中に入りますと正面にスポットライトを浴びた大きな小林一三さん肖像画が
ドーンと迎えて下さいます。
1階には小林一三さんがお生まれになった時からのたくさんの資料が
展示されていました。実は小林一三さんは山梨県韮崎のお生まれで
甲州の豪農、屋号は布屋さんだったそうです。小林一三さんが生まれてすぐ
8ヶ月の時にお母様が亡くなられ、当時は養子だったお父様は
実家に戻されてしまい物心ついた時は両親の居ない身の上で、
親戚に育てられたそうです。この幼年期の経験から人生の中で
家族を大切にする気持ちが強くなり小林一三さんは常に事業の中に
人と人を大切に、家族を大切にする理念があったそうです。
そこから、宝塚線を作り、宝塚線沿線には女性の権利がまだ
認められなかった時代からお母さんもお父さんも子どもも一緒に
家族が楽しめる施設をたくさん作ったのでした。豊中、宝塚、西宮と
阪急沿線にはたくさんの球場を作って観衆を楽しませる、
野球を盛り上げるきっかけになっているのです。
それが今回メインに取材させていただく「第14回特別展示
小林一三と野球〜高校野球100周年記念〜」小林一三さんが
豊中球場を作った事から1915[大正4]年に第1回中等学校
優勝野球大会(現全国高校野球選手権大会)が開催されました。
宝塚では草創期のプロ野球チーム「宝塚運動協会」(1924[大正13]~
1929[昭和4]年)が活躍していました。そして1937[昭和12]年開場した
西宮球場はプロ野球の歴史に一時代を画した「阪急ブレーブス」の本拠地だったそうです。
こんな素晴らしい事業の成果が認められなんと!
小林一三さんはは1968[昭和43]年野球殿堂に特別表彰として選出されました。
この展示は豊中で始まった高校野球が100年を迎えたのを記念して、
スポーツ史に残る小林一三さんが作られた球場に焦点を当て、
阪急沿線を舞台に展開された小林一三さんの野球事業を紹介されてました。
今回ご案内下さったのは
公益財団法人 阪急文化財団
学芸員/正木 嘉勝(まさき よしかつ)さん
今回取材に伺いました小林一三記念館は、
小林一三さんがお住いだった洋館「雅俗山荘」を中心に
小林一三の事績を紹介する記念館として2010年に開館。
「雅俗山荘」は、逸翁美術館として1957年に開館して50年にわたって
小林一三収集の美術品コレクションを公開しています。
2009年に美術館が新たに作られ移転した時に新たに
「小林一三記念館」として生まれ変わりました。本日はこの
2階開催中の特別展示スペースを取材させて頂きますが、
2階にお邪魔する前に既に素敵な場所がたくさん。
1973年に敷地内に増築された現「白梅館」には
小林一三さんの業績や活躍を一挙に展示されています。
また雅俗山荘の内部は2009年に文化庁から「雅俗山荘」、
茶室「即庵」「費隠」、正門の「長屋門」と「塀」が、
国登録有形文化財(建造物)に認定されたことを機に、
小林一三が居住当時の状態に復元されてますます
当時を感じる事が出来るようになりました。
「雅俗山荘」は小林一三の生誕地の山梨の生家や
慶応義塾時代等の生い立ち趣味の茶の湯、
美術品の収集等を紹介しています。
茶道に情景の深い小林一三さんのお庭にはたくさんの茶室が。
ばんちゃんがくぐった正門は長屋門で能勢町にあった庄屋から
移築されたそうです。 「雅俗山荘」の門札を掲げ、門柱・門扉・潜戸の
飾り金物(乳金具、花菱の釘隠し、八双金具等)に至るまで
当時のままの重厚さが歴史を感じますね。
ばんちゃんがびっくりしたのは瓦でした「雅俗山荘」にも「塀」にも
同じスペイン瓦使い、オレンジ色や明るい色では無く日本の家屋や
風土に合わせたグレーをわざわざオーダーしたそうです。当時には珍しく
「雅俗山荘」も「塀」にも鉄筋コンクリート造りで外壁を同一仕上げとするなど
本館と塀のデザインの統一してあってとてもオシャレな外観。
その他電鉄事業にはじまり、住宅開発、宝塚歌劇、百貨店、映画・演劇等、
事業を数多く生み出し、多方面で活躍した起業家小林一三。
その華麗な軌跡を、当時の資料や写真・映像等で紹介する展示する
「白梅館」や「小林一三が歩んだ道―大衆と共に生きた畢生(ひっせい)の
起業家―」宝塚歌劇はどうして生まれたか、また、一三が描いた宝塚歌劇は
どのようなものであったかを紹介するシアタールームもありました。
今回の放送でばんちゃんが「残念ながら予算の都合で行かれれんかったわぁ」と
言っていたのはとっても高級なフレンチレストランもあります。
邸宅レストラン「雅俗山荘」小林一三旧邸の落ち着いた佇まいをそのままに、
本格的フレンチが楽しめるレストランだそうです。
野球には詳しく無いばんちゃんとわたくしですが野球を通して
小林一三さんの生き様の中からたくさんの事を学ばせて頂きました!
身近な場所に関西のエンターテインメントを支えた小林一三さんの
情熱を感じられる場所「小林一三記念館」で開催中の「第14回特別展示
小林一三と野球〜高校野球100周年記念〜」へ足を運んではいかがですか?
高校野球の季節ですし野球好きの皆さま、そして鉄道好きの皆さま、
たくさんの皆さまが夏休みのお出かけ先の候補に
今回の放送がお役に立てたら嬉しいです。
今週は「小林一三記念館 雅俗山荘2階 特別展示室」に伺って
取材させていただきました。所長の正木さん大変にお世話になりました。
取材ご協力頂き本当に有難うございました。
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『飛び出せ!のこりん隊!』
小寺陽向 ・ 千里阪急ガーデンプール
ジュニアレポーター中学2年生の
小寺陽向です!
今回は千里阪急ホテルで開催中の
ガーデンプール2015にお邪魔しました。
ここでは大小2つのプールがあり
都会に居ながらセミの鳴き声やBGMで
南国リゾート気分を味わえました!
さらに美味しそうなバイキングや広いテントもあって
家族で楽しめること間違いなしです!
夏休みにオススメなプールでした。
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今週お届けした曲は
高校野球にちなんだ曲と選抜高校野球大会の入場曲を
中心に皆さまにお届けしました。
M1♪ タッチ/岩崎良美
M2♪ 上を向いて歩こう/坂本九(’62年入場曲)
M3♪ CHA CHA CHA/石井明美(’87年入場曲)
M4♪ パラダイス銀河/光GENJI(’89入場曲)
M5♪ ビューティフルサンデー/ダニエルブーン(’77年入場曲)
M6♪ 青い珊瑚礁/松田聖子(’81年入場曲)
M7♪ 明日があるさ/リ・ジヤパン(’02年入場曲)
をお送りしました。
今週の「馬場章夫のぼらぼら千里」いかがでしたでしょうか。
来週もFM千里サテライトスタジオを飛び出して、
広域千里、北摂一帯のいろいろな所をぼらぼらと散歩します。
毎週土曜日ばんちゃんと一緒に
ぼらぼらとラジオ散歩に出掛けませんか
【取材メモ】
特集展示には今回初公開の豊中運動場の
平面図・断面図や
初めてナイターが行われた時のポスター
貴重な日本オリムピックの写真も展示されています。
『馬場章夫のぼらぼら千里』
(提供:MC企画付属タレント養成所SAT)
毎週土曜日10:00~:13:00放送中!