番組への
メッセージ

2015年7月8日(水) 北千里アワー・水曜日

こんにちは!林愛子です。
夏のスポーツとしてイメージするもののひとつが高校野球
プロ野球とは一味違った楽しみ方があり、
楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
大阪でも予選が繰り広げられていますね~。
今年はどこが代表として勝ち残るのかな?
ちなみに私の母校もまだ勝ち残っています!がんばれ~!!

さて、7月1日にお送りした
「やってんねん関大!おおさか・まち探し」を覚えていますか?
深井ゼミの学生さんらは、箕面市へ防犯カメラの取材に行った時に
偶然消防のサイレンに遭遇したそうです。
なぜか2回鳴ったサイレンに対し「あれ?」っと思い、
確認してみたところ、それらは消防分団招集のものと消防車のサイレンでした。

消防分団については、馴染みのある方、
そうでない方がいらっしゃると思います。
でも、この消防分団、どうやらまちづくりに一役かっているようなんです。
そんな消防分団についてお話してくれたのは、
前回に引き続き、尾形由妃さんと深井先生です。

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箕面市は人口およそ13万人、そこには消防分団が23、消防団員が604人もいます。
これは大阪府第2位。1位は高槻市なんですが、
こちらは人口およそ35万人の都市ですから、
箕面市の団員数の多さは目を見張るものがあります。
消防団員は、非常勤の地方公務員であり、
18~55歳の箕面在住の方がなることができます。
もちろん訓練もおこなっています。
普段はサラリーマンや農家、商店など、
消防とはかけ離れた仕事をされている方々にとって、
この訓練はとても大切なものですよね。
月に一回の定期訓練や、年間5~6回の消防学校との合同訓練を行い、
その中で放水訓練や救命措置訓練を行っているそうです。

江戸時代の火消しに由来するといわれる消防団は、
ホースを持ち放水活動を行っていたこともありましたが、
最近ではその役割も少しずつ変わってきているようですね。
防火水槽への水の補給、交通整理、再発火防止のための監視など、
消防士さんのサポート行が主になっていると教えてくださいました。

消防団員がまちに深く根付いている理由のひとつに、
山が多い地域だからというものがあげられるかもしれないと言います。
確かに、箕面市も高槻市も山がありますよね。想像してみてください。
山火事は放置してしまうとどんどん燃え広がってしまいます。
そんな地域では、昔から「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識があり、
それが消防団の定着にも関係しているのではないかということなんです。

取材を進めるにつれ、それ以外にも消防の方々は
まちとの関わりをとても大切にされていることが見えてきたと、
尾形さん、深井先生はおっしゃっていました。
自治体により様々ですが、例えば、お祭りの手伝いから片づけ、
市民への年間300以上の応急処置指導など、
普段の繋がりがあるからこそ、
何か起きた時に私たちは消防士さんや消防団員の方々を信頼し、
安全の確保、そして消防活動が行えるのかもしれません。

やはり、安全確保のための防犯カメラ設置に加え、
消防分団の存在が箕面市のまちづくりには関係してそうですね。
まだまだ、興味深いお話が聞けそうな取材、ありがとうございました!!

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『北千里アワー・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)