今週も番組にお付き合い頂きありがとうございました。
関西ではお盆休みも終わりですが、
沖縄のお盆についてはご存知でしょうか。
今日は、沖縄のお盆についてと、
大阪で楽しめる沖縄関連のイベントについて
一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
西日本事務所の譜久村良太さんに紹介して頂きました。
沖縄では行事は旧暦で行われる事が多く、
お盆は旧暦の７月１３日から１５日。
（２０１５年は、８月２６日から２８日にあたります）
７月１３日はウンケーと呼ばれ、ご先祖様をあの世からお迎えして、家までお連れする日。
「ウンケーじゅうしぃ」という沖縄版炊き込みご飯を作ります。
７月１４日はナカヌヒー。お中元を持ち、親戚を訪ね、仏壇にお線香をあげます。
お迎えする側は、おもてなし料理を用意してお迎えします。
７月１５日はウークイ。ご先祖様をあの世にお送りする、最も大切な日。
各地の青年会がエイサーを踊ったり、
家庭ではウチカビというあの世のお金を燃やしてお見送りします。
早い時間に行うと「早く帰って下さい」という意味でご先祖様に受け取られるため、
日付が変わる前に行います。
沖縄では、これらの日は必ずしも仕事が休みになるという訳ではないそうですが、
最終日は仕事を早めに切り上げたり、お店を少し早く閉めたりします。
この期間に沖縄へお出掛けの方は、立ち寄るお店の営業時間などを
調べておいたほうがよさそうです。
一見、旅行するには不便な時期のようにも思えますが、
この期間中はスーパーなどで、旧盆ならではの商品を見る事ができます。
大阪にはない物を探しながら、のんびり街歩きをするのも楽しそうですね。
また、すぐに沖縄まで行けないという方には、
大阪で沖縄を楽しめるイベントもあります。
まずは、８月２３日に羽曳野市で行われるＬＩＣはびきの夏祭り。
沖縄戦の講話、映画上映、琉球舞踊沖縄音楽ステージなどがあります。
８月３０日には、平尾公園グラウンドで
第３回RIVER大正エイサー祭り２０１５が行われます。
迫力あるエイサーを間近で見る事ができますよ。
９月１３日には、大正区千島グラウンドで
第４１回エイサー祭りが行われます。
関西で活動する団体のほか、他府県や沖縄からもエイサー団体がやってきます。
最後はすべての人でカチャーシーを踊ります。
たくさんの情報を紹介して下さった譜久村さんは
花笠マハエちゃんが登場するイベントに
一緒に出かける事が多いそうです。
写真は、７月２０日 堺北花田阪急で行われたリゾートフェアのもの。
この日はマハエちゃんだけではなく、
譜久村さんもステージでエイサーを披露されたそうです 😛
譜久村さん、今日はありがとうございました。
最後は沖縄の風景と沖縄戦にまつわる話題です。
まずは以前に番組でもご紹介した那覇のバスターミナル。
７月７日の写真ですが、重機が入り、建て替えが行われています。
２０１８年春に地上１１階地下１階の新バスターミナル完成する予定です。
８月１５日は終戦記念日でした。
今年は戦後７０年ということもあり、
戦争に関する様々な番組が放送されていますが、
１０日にはドキュメンタリードラマ
「戦場の真心チムグクル〜沖縄を救った日系人〜」が放送されました。
この方は米軍の通訳兵として沖縄戦に従軍したハワイ日系二世
トーマス・比嘉太郎さん(1916〜84)。
沖縄戦の最中、旧日本軍の抵抗が続く洞窟に武器を持たずに入り、
沖縄の方言で投降を呼び掛け、たくさんの住民を救った方です。
そして戦後も沖縄のために尽力されました。
トーマス・比嘉太郎さんについては、
インターネットでもたくさんの情報を得ることができます。
ぜひ、一度調べてみて下さい。
〈今週の曲〉
Ｍ１ さよならの夏 ／ カワミツサヤカ アルバム「琉球ドライビング」より
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