番組への
メッセージ

2015年9月16日(水) 北千里アワー・水曜日

こんにちは!林愛子です。
日に日に秋を感じるな~と思っていたら大学生から衝撃の一言!!
「まだ夏休み中なんです。」と。「えっ…?!」ですよね。(笑)
世代や環境によって、この時期を夏と捉えるのか、
秋と捉えるのかは変わるのかもしれません。

そんな関大生とお届けしている北摂伝言板
「やってんねん関大!おおさか・まち探し」
今回のゲストは福井ダイチさんと服部ケンイチさんでした。

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取材してきてくれたのはひとり親家庭の支援をするNPO法人です。
もちろんひとり親家庭を助けるNPO団体は全国各地にあるのですが、
「あっとすくーる」は他と異なる形をとっていることが取材を通して見えてきました。
箕面駅から徒歩5分の場所にある「あっとすくーる」は、
中高生の勉学をサポートすることでひとり親家庭を支えています。
勉強を見るという団体は他にもありそうですが、
福井さんと服部さん調べによると個別指導塾のような形をとっているのは
ここだけだったそうです。これはなんだか意外でした。

取材内容の中には、理事長自身の経験談も含まれていましたね。
理事長の渡さんは元々教師を目指していました。
母子家庭で育ち、進学時には金銭面で悩むこともあり、
苦労が絶えなかったそうです。そんな渡さんは、
とある起業コンペへの参加をきっかけに
ひとり親家庭の子供たちを支援することに興味を持ち始めました。
そして「あっとすくーる」開校に至るのですが、
開校当時は経営の知識も乏しく、生徒が思うように集まらず苦労を重ねられたそうです。
その後、口コミで生徒の友達が少しずつ集まり、
5年経った現在は40人ほどの生徒があっとすくーるで学んでいるとのことです。
福井さんと服部さんもおっしゃっていましたが、
中高生にとって一番安心出来る情報源は友達や家族からの口コミのようですね。
地域の活性化に関連し、情報を拡散しなくてはならないことは多々あると思います。
費用をかけた広告も大切ですが、
時にはアナログな口コミが絶大な力を発揮するのかもしれません。

設立者が当事者であることが強みの「あっとすくーる」。
子供にとって自分と似たような道を歩んできた先輩が
そこにいることの安心感は大きいように思います。
塾には似合わないちゃぶ台と畳が置かれているというのも、
子供たちが立ち寄りやすい環境を作ろうという
渡さんの思いがあるからこそだと感じました。

ひとり親家庭への支援方法は多岐に渡ります。
そんな中、学習塾という形をとることにより得られるメリットは何なのか?
他のコミュニティーにおいてもこの形がベストなのか?
を考えることにより見えてくるものが何かありそうです。
みなさんがお住まいの地域では、どんな形が一番必要とされているのでしょうか?

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次回もまた深井ゼミのみなさんとの話を聞き、
自分たちの視点からまちづくりについて考えてみてくださいね(^^)

『北千里アワー・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)