北千里アワー水曜日のマヨネーズこと井川茉代です(*^^*)
今週もお聴きいただき、ありがとうございました♪
今週の北摂伝言板【やってんねん関大!大阪まちさがし】
ゲストは深井麗雄先生でした♪
今回は《箕面市にみる、これからの都市の生き残り戦略》 と題してお届けしました。
裏を返せば、日本全国の自治体の多くは
生き残り戦略が必要な状況にあるということ。
それを示すデータが今年2月に発表されました。
それが、2015年の国勢調査の結果です。
大阪府の人口は、5年間で2万6千人減ったのだそうです!!
大阪府で人口減少が認められたのは今回が初めてです。
でも、実は大阪府の市町村の人口がまんべんなく減ったのではありません。
減った市町村もあれば、人口が増えた市町村もあったのです。
大阪市も増えているのですが、北摂では
吹田市は1万6千人、箕面市は6千人増えています。
吹田市は住宅の建て替えが進み、高層マンションが立つなどの理由が考えられます。
では箕面市はどうでしょうか。
人口が多い吹田市と比べても増加率はとても高くなっているのは明らかです。
ですが、新しく住宅地ができたりといった動きはあまり見られません。
では、なぜ箕面市は人口が増えた理由はどこにあるのでしょうか??
それは、箕面市の継続的な「子育て支援」が要因だと考えられるのだそうです。
子育ての支援が充実していることが人口増加に繋がっている、ということなんですね。
例えば、箕面市では、保育料を補助しています。さらに、一定の条件を満たせば
他市町村の保育園に預ける場合でも補助が受けられるのだとか!
働く親にとって、嬉しくことですよね!
そして、市役所で公社を作り、本格的な野菜作りを行っています。
とれた野菜は、小学校の給食に使われ
地産地消で安心安全な食を提供しているのです。
また、箕面市では東京の10倍の密度で防犯カメラを設置しています。
こうして、子育てに対する直接の支援だけでなく
食や防犯の立場からも取り組んでいるところが
箕面市の凄いところ。そして結果にも結び付いているのですね!
2014年にある企業が行った市町村の「住みやすさランキング」では、
全国26位にランクイン!
大阪府ではトップの順位となりました。
大阪府下では他にも、おもしろ動画を作ってPRをしている阪南市など
人口減少への様々な対策を模索しているところもあります。
少子高齢化が進み、日本の人口はますます減っていくことが予想されます。
“北摂は全国的にみても先進的な取り組みをしている地域”と深井先生。
高槻市や吹田市でも始まった「子ども食堂」や
学費を支援するNPO団体なども活躍しています。
行政の対策と共に、私たち市民にもできることがありそうですね。
箕面市の生き残り戦略。
他の地域にも広げ、活かしていけるのではないでしょうか?
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マヨネーズのぶらりは、
【旧中西家住宅】でした(*^O^*)
1000坪の敷地に、1826年に建てられた主屋や長屋門、茶室などの建築物があり
(吹田市指定有形文化財7棟、そのうち5棟は国指定登録有形文化財)
また国の名勝に指定されている庭園も楽しめます。
中でも、地面を掘り下げて作られた“深山幽谷”を表現した庭園は、唯一無二の作り。
まわりの草木も四季折々に楽しませてくれます。
庭や建物についてじっくりと解説していただけて、堪能することができました。
詳しくは、ホームページをご覧下さい♪
それでは、また次回お耳にかかりましょう☆
『北千里アワー・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)