番組への
メッセージ

2016年3月9日(水) 北千里アワー・水曜日

北千里アワー水曜日のマヨネーズこと井川茉代です♪
今週もお聴きいただきありがとうございました( ^∀^)♪

北摂伝言板【やってんねん関大!大阪まちさがし】
ゲストは西村有紗さんでした♪

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テーマは『とどろみの森クラブ』でした。
とどろみ=箕面市の地名「止々呂美」です。

今回は、とどろみの森クラブの神徳さんをはじめとする
メンバーのか多にお話を聞いてきてくださいました。

以前は道もない森であった箕面森町を大阪府が管理しきれなくなり、
神徳さんら数名にどうにかしてほしいと声をかけたことからスタートした
特定非営利活動法人「とどろみの森クラブ」。

設立は平成19年2月です。
大阪府箕面市森町(しんまち)に拠点を置き、
大阪府箕面整備事務所との相互協力のもと活動しています。

整備事務所との共通の基本理念は
①「環境共生」②「地域共生」③「多世代共生」。

また、NPOとして独自の活動にも取り組んでいます。
現在、クラブの中に大きく分けて「森林グループ」
「農業グループ」「木工グループ」があり、
ほかに「事務管理グループ」を加えて、約60人の会員が所属しています。

グループによって違いはありますが、週3回程度活動していて、
年齢層は60歳以上の方が多いですが幅広い年齢の方が参加しています。

平成25年には、大阪府第3回みどりのまちづくり賞
ランドスケープマネジメント部門で奨励賞を授賞

他の地域から見学の方が訪れるようにもなりました。

「森林グループ」は、約20人が所属し、
森の道づくりや間伐など主に山の維持管理と整備を行っています。

「農業(園芸)グループ」は、約30人。
そのなかには、とどろみの森では唯一の女性5人も在籍しています。
スーパーで売っている野菜のほとんどを育て、収穫しているグループです。

「木工グループ」は、現在6人で活動。森林グループが伐採した
木や処分する木を材料にし、本格的な椅子や机などを作っています。

クラブでは、地域との関わりを大切にしていて、
災害時には事務所を避難所として使えるように準備をおこなっています。
また、季節ごとに様々なイベントを開催。
年に四回里山体験を実施し、ジャガイモ掘りや
クリスマスリースづくりなど地域の多世代交流に一役かっています。

箕面森町の付近の幼稚園や小学校が、
とどろみの森クラブに山の散策やキャンプに訪れ、
森林グループと共に木を切る、木工グループとともに
木工体験をするなど普段なかなかできないことに挑戦。

子どもたちは大喜びだそうですよ!!

とどろみの森クラブの特徴は、会員が”ほぼ男性”だということです。

60人中、女性は5人だけ。
多くの男性が生き生きと活動しています。
仕事場以外に、地域で男性同士の繋がりができるのも嬉しいですよね!!

また、60人で、しかも広大な土地を管理しているにも関わらず、
組織的ではなくそれぞれが趣味のように楽しんで
自由に活動しているのは珍しいことです。

西村さんが、神徳さんたちに活動をしていて
大変なことはありますかと聞いたところ、
「ない」と即答されたのだそうです!!

理由は、
“活動が義務ではなく、みんなが好きで自由にかつどうしているから”。

とどろみの森クラブでは
様々な野菜を収穫したり机を作ったりしてますが、
それを外部には販売していません。

なぜかというと、販売してしまうと、行っている作業が
義務になってしまうからなのだそうです!

西村さんは、実際にクラブを見学しみなさんが笑顔で、
それぞれが自由に楽しく活動している姿をみて、納得したそうです。

まず大切なのは、会員の方が無理をせず、
とにかく”自由に”、”楽しく”活動すること。
その楽しさが地域にも良い影響を与えている
とどろみの森クラブの活動は、本当に素敵です。
他の地域でも応用していきたいモデルケースになるのではないでしょうか?

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マヨネーズのぶらりは、
緑地公園の【都市緑化植物園】についてお送りしました(*^^*)

今、椿山の椿が見頃です♪
写真は、「正義(まさよし)」。

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ピンクと白の大輪の花がとても華やか(*^O^*)
地面に落ちた花にもこの存在感!!

しっとり雨に濡れる椿に大人の色気を感じました。

温室では、株元が太る独特な植物を集めた「ボトルツリー展」、
展示室では、「小さな小鳥と竹細工展」が3月27日まで開催されていますよ♪

それでは、また来週の水曜日にお耳にかかりましょう( ^∀^)♪♪

『北千里アワー・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)