今週も番組にお付き合い頂きありがとうございました。
番組を放送している時間、沖縄市・中央パークアベニューでは
第8回コザ・てるりん祭が行われていました。
このイラストの方が、てるりんこと照屋林助さんです。
(りんけんバンドの照屋林賢さんのお父様です)
コザ・てるりん祭は、沖縄の音楽・芸能・文化に功績を残した照屋林助さんを偲び、
感謝の気持ちをこめ、継承していく為、毎年この時期に開催されています。
今年もりんけんバンドやティンクティンクなど、たくさんのアーティストが出演しました。
また、沖縄各地で月桃(サンニン)の花も咲き始めました。
イベントと合わせて、この時期に沖縄へ行くというのもいいですね!
さて、今週は1970年頃に10万枚を売り上げた
沖縄発のヒットソング「ちんぬくじゅうしい」を特集しました。
作詞は朝比呂志さん、作曲は三田信一さん。
朝比呂志さんは普久原恒勇さんの弟さんで、
三田信一さんは普久原さんの楽曲でフルートも演奏されています。
オリジナルはフォーシスターズが歌っていて、
これは1968年にリリースされたEP盤RBC盤。
こちらは、オリジナルEP盤のマルフク版。
番組でも紹介した1番の歌詞と訳です。
かわいらしい歌詞ですよね。
今日は3人の歌手で聞いて頂きました。
まずは、内里美香さん・仲村奈月さん・上間綾乃さんの歌う「ちんぬくじゅうしい」。
この曲は沖縄県のモノレール「ゆいレール」見栄橋駅の
発車チャイムとしても使われています。
3曲目に聞いて頂いたのは、大城蘭さんの歌う ちんぬくじゅうしい。
この曲のタイトル「ちんぬくじゅうしい」。
何を意味しているかご存知でしょうか。
「ちんぬく」とは里芋。「じゅうしい」の語源は雑炊です。
と言っても、雑炊ではなく一般的には炊き込みご飯のことをさします。
田芋(ターンムと読みます)は、水田で栽培されます。
二大産地は、宜野湾市大山と金武町。
これは牧志公設市場で販売されている金武町産の田芋です。
ちなみに、金武町にはゆるキャラもいて、名前は金武ターム君と言います。
雑炊が語源だとお伝えした「じゅうしい」ですが、
くふぁじゅうしい(炊き込みご飯)とやふぁらじゅうしい(おじや)の2種類があります。
これは、大阪扇町にある沖縄料理店「てぃーあんだの」のふーちばじゅうしい。
ふーちばとは、よもぎの事。
沖縄では私たちがうどんやそばに葱を入れるように、
ふーちばを入れるそうです。
そして、こちらが豊中岡町にある沖縄料理店「かじまやー」のじゅうしい。
那覇市若狭の高良食堂のふーちばじゅうしい。
ふーちばがたっぷりと用意されています。
同じ「じゅうしい」でもいろいろありますね。
パーソナリティーの右見さんは、料理が得意です。
田芋を使ったお料理にチャレンジしました。
これは取り寄せた田芋。宜野湾市大山産です。
それでは、右見さんレッツクッキング!
1品目は、田芋からあげ
2品目は、ドゥルテン。
田芋を蒸して、潰して、豚肉や野菜などと一緒にして揚げたものです。
3品目は田芋じゅうしい。
どれも美味しく出来上がり、右見さんのお家の夕飯になったそうです 😛
大阪では中々手に入らないと思いますが、
沖縄料理店へお出かけのときは、ぜひ食べてみて下さい。
来週も楽しい沖縄情報をお届けします。
お楽しみに!!
〈今週の曲〉
M1 ちんぬくじゅうしい / 内里美香・仲村奈月・上間綾乃
アルバム「ウチナーわらべうた」より
M2 ちんぬくじゅうしい / アルバム「ゆいレール発車チャイム音集」より見栄橋駅
M3 ちんぬくじゅうしい / 大城蘭 アルバム「美らラヴァーズ」より
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
ぜひ、お寄せ下さい!!
FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp
『沖縄へいこう』
毎週日曜日13:30~14:00放送中!