おはようございます。アシスタントの三枝雄子です。
今回放送中の千里中央とその周辺はとっても良い
お天気でスタジオ前の桜は満開でした。しかし、花冷え、
花散らしの雨など気候はまだまだ不安定だす薄手の
上着は持ち歩いてお体お大事にです!
今週もばんちゃんの元気な掛け声「ぼらぼ~ら!」で生放送スタート!
今週のばんちゃんのオープニングトークはスタジオの近くに
あります豊中市文化センター“コラボ”に、ばんちゃんが
行った時のエピソードでした。「スゴイステキなモノも
見つけたぞ〜」ってスタジオに持ってきて下さいました。
それは「ウエルカムパック」と言って千里中央近辺にこの春
引越して来られた方々に豊中市はこんな所ですよ〜
色々楽しい施設やイベント、サービスがありますよっていう
お知らせセットでした。その中になんと!
FM千里タイムテーブル小冊子も入ってたよ!
そんな嬉しいご報告がオープニングトークでした。
さ、今週もばんちゃんがFM千里サテライトスタジオを
飛び出しぼらぼら探検をしてきました万博記念公園内あります
国立民族学博物館の特別展示館で開催中の
『夷酋列像』と『常設展』お届けしきれなかつたので
国際民族学博物館レポートパート❷をお届けします!
先週のおさらいになりますが『夷酋列像』は、夷は蝦夷の夷。
酋は酋長の酋。列は並ぶ列をなすの意。像はその姿。
なんとなく文字から意味を考えると少しだけ意味を感じる事が
できますが「イシュウレツゾウ」とラジオから音だけ
聞こえてきても、ピンとこないし、分かり難かったと思います。
そもそも絵の展覧会をラジオでお伝えするのはとても難しい事ですが
今回は単に絵の展覧会ではないのです。江戸時代後期に
現在の北海道の、蝦夷の地を治めていた松前藩の家老だった
蠣崎波響(かきざき はきょう)が描いた絵にまつわる壮大な
歴史の展覧会なのです。家老だけでなく画家としても高名な
蠣崎波響さんは藩主・松前道広の命を受けて、クナシリ・
メナシの戦いでもっとも功労があると認められた北海道東部や
国後島のアイヌの有力者12人をモチーフに描いた
連作肖像画を描きました。絵が描かれたのは寛政2年1790年
11月に完成したそうです。クナシリ・メナシの戦いで失った藩の
信頼を中央から回復する為に政治的な価値を持つ、藩の
プロモーションの為に絵を描いたのでした。その絵を御所まで
持って行き、夷酋列像を光格天皇に見てもらい、藩の功績を
プレゼンし信頼を取り戻したのでした。そこで、あまりの
絵の迫力、素晴らしさに天皇はその絵に一目惚れしました。
そして、天皇だけでは無く、たくさんの権力者が「夷酋列像」を
欲しがるようになったそうです。その素晴らしい「夷酋列像」が、
なぜか現在はフランスのブザンソン美術館にあるのでした。
今回は特別展示館の2階に移り、海を渡ってやってきた
貴重な『夷酋列像』にまつわる環境、歴史、人、物もしっかりと
納められた2階展示室を中心にお届けします。
ばんちゃんが取材後に更に調べて纏めて下さいました。
特別展示館の2階に参りますと…!
第2章『夷酋列像をめぐる人々』の展示でした。
武士であり画家でもあった蠣崎波響さんはあまりの
天才的な絵を描くので、24〜25歳の時に絵の勉強に
行くことを許されました。濃密な色彩と繊細な筆遣いによる
動植物画を得意とする南蘋派 という、中国伝来の絵画を学びました。
その頃書かれたたくさんの絵画が展示されています。その中で
ばんちゃんが1番気になったのは、男前で凛々しく、真っ青な着物に
裃に長袴を付けたお姿の蠣崎波響さんの立像でした。
第3章は『夷酋列像をめぐるファッション』の展示でした。
当時の蝦夷はとてもファッショナブルでした。『夷酋列像』にも
表現されている大胆でワイルドで繊細な織物がたくさん展示されています。
黄地竜文服 北海道博物館蔵
木綿衣 北海道博物館蔵
アザラシ皮の靴 国立民族学博物館蔵
第4章は『夷酋列像をめぐる世界観』の展示でした。
ひときわ目を惹くのは大きな金色の屏風絵でした
その絵は松前藩のにぎわいを表現していました。
そのほか当時の地図がたくさん展示されています。
昔の地図はとても魅力的ですね。ここでは蝦夷の地と
北方領土ロシアとの関係は鎖国中にもかかわらず
密接だった事を表すモノがたくさんありました。
その後はお忙しい中、日高さんが常設展もご案内下さいました。
国際民族学博物館は異なる文化について理解を深める
目的に1974(昭和49)年に創設されて、1977年11月に開館しました。
常設展はなんと!世界一周旅行が出来るような
作りになっていました。しかも世界中ありとあらゆる所の
地位のある物、無い物にかかわらず全てを重視して集められた
展示物がビッシリ詰まってしました。そしてココ国際民族学博物館の中で
世界一周旅行を行いますと4キロを歩く事になるそうです。
先ずは、オセアニア!なんと!沖縄海洋博で展示されていた
実物のシャタワル島チュチュメニ号というカヌーが展示されていました。
次にアメリカ!ココは食べ物の原種を主に集めてありました。
1000〜2000種の食物の原種がアメリカに関わっていました。
その代表はジャガイモ!その他はトウモロコシ、カボチャ、
トウガラシ、サツマイモ、インゲン豆などなど展示されてあました。
次にヨーロッパ!ヨーロッパはパンでした!パンのサンプルが
いっーぱいあったそうです。その他ヨーロッパでどんどん
新しく変化していったパンの歴史もわかります。パンにまつわる、
チーズやワインもしっかり勉強できます!その他ヨーロッパでは
ミシンの歴史やヨーロッパの仮面など美術的にも素晴らしい展示物です。
次にアフリカ!
歴史や独特なファッションなど。あと、スイカの原産地。
ばんちゃんがビックリしたのは「髪型がスゴイねんげ、
もっとスゴイのが路上散髪屋さんや」と路上にある散髪屋さんが
そのまま、移築されてる所が見応えあります。そのほかは
アクセサリーのビーズがとても盛んでなんでもビーズに
埋め尽くされた展示物があったそうです。ステッキもビーズ!
スーツにもビーズ!もともとはダチョウの殻を
ビーズにしたことが発祥だそうです。
次に西アジア!ココはアラビアゾーンです。アラビア絨毯の
凄さが伝わります。ばんちゃんの驚きは「キスワ」と言う
600Kgもある文字が織り込まれている絨毯が天井からつられてる事でした。
その他、東南アジア!→南アジア!→朝鮮半島!→
中国地域!→中央北アジア!→アイヌ文化!そして日本文化!と
番組中ではお届けしきれませんでした(>_<)
ばんちゃんも残念がっていました。ふぅ〜これで
あなたも世界一周旅行完了できます!
なんと!この日ばんちゃんの万歩計は
6800歩だったそうですよ!スゴイ!
今回取材させていただきましたフランス・ブザンソン
美術考古博物館所蔵の「夷酋列像」の展示は4月19日(火)まで
なのでお急ぎを。その後4月21日(木)からは、
国立民族学博物館所蔵の「夷酋列像」を展示しています。
フランスからお借りしているので19日以降はフランスに
行かないと見られません。
今週は万博記念公園内にある国立民族学博物館で
開催中の特別展『夷酋列像』と『常設展』に伺って
2週に渡ってお届けしました。
取材ご協力頂きまして本当に有難うございました。
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『飛び出せ!のこりん隊!』
田中莉穂 ・ 神崎川河畔春まつり
こんにちは!キッズのこりん隊の田中莉穂です。
今日はとってもいいお天気&暖かくて、さらに桜は満開間近!!
そんなお花見にピッタリの日に、
第12回神崎川畔春まつりに行ってきました~♪
この神崎川畔春まつりは、榎木橋会場と浜屋敷会場とがあり、
今日、私がお邪魔したのは榎木橋会場でした。
ここのステージでは、歌やダンスのパフォーマンスが行われたそうで、
私がいた時には、吹田市消防音楽隊の演奏が行われていました。
他にも、雑貨屋さんやカフェ、朝市などお店もたくさんあり、
お花見にピッタリの焼きそばやおでんのいい匂いがしていました!
そして、私は参加することができなかったのですが、
榎木橋会場と高浜橋、それぞれをスタート(ゴール)として、
「そぞろ歩きスタンプウォーク」が行われたそうです。
およそ4kmの間に18の企業ブースがあり、
そこでスタンプを集めたら、ゴールで”完歩バッジ”がもらえます。
楽しみながら4kmのウォーキングもできて、
さらに最後にプレゼントがあるなんて、家族で楽しめますよね!
今年の春休みは色々忙しく、お花見にもまだ行っていなかったので、
今日のレポートでとても美しい桜を満喫できて良かったです。
FM千里のある千里中央も、あちこちで桜が咲いていて綺麗ですよ。
皆さんも春を探しにお散歩など行ってみてくださいね!
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今週お届けした曲は❼曲です。
M❶♪ ひとりじゃないの/天地真理
M❷♪ モンキーマジック/ゴダイゴ
M❸♪ そよ風の誘惑/オリビアニュートンジョン
M❹♪ カリフォルニアの青い空/アルバートハモンド
M❺♪ オール・ライト/クリストファークロス
M❻♪ 愛を止めないで/小田和正
M❼♪ さくらの花の咲くころに/渡辺美里
毎週土曜日ばんちゃんと一緒にぼらぼらとラジオ
散歩に出掛けませんか?「馬場章夫のぼらぼら千里」
来週も聞いて下さいね。
『馬場章夫のぼらぼら千里』
(提供:MC企画付属タレント養成所SAT)
毎週土曜日10:00~:13:00放送中!