番組への
メッセージ

2016年8月22日(月)『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)』

みなさん、こんにちは。
ごきげん千里837」月曜日、
中野寛成さんとお送りしている、中村佐織です。

空蝉」という言葉が何となく好きです。
うつせみ、つまりセミの抜け殻のことですが、
この世に生きている人間ことを表す意味もあるそうです。

古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったものに由来するそうですが、
セミにとっては脱ぎ捨てた後の空っぽなものが
人間を指すとは、少々皮肉な感じがします。

さて、今日の「唄って!寛成さん」のコーナー。
ラ・スパニョーラ」を歌っていただきました。

この歌はヴィンセント・デ・キアーレという
イタリア人の音楽家によって作られました。

「ラ・スパニョーラ」とは日本語で「スペイン娘」の意味。
ということは、スペインの歌?
と思われるかも知れませんが、
1906年(明治39年)に作られた
イタリアの近代歌曲で、広い意味でカンツォーネの一つです。

日本ではイタリアに留学し、
ミラノのスカラ座のプリマドンナとして活躍した
声楽家の関屋敏子が1924年(昭和9年)に
堀内敬三の訳詞で歌ったのが初めてだと言われています。

オペラ歌手の三浦環も後に唄い、
また大正・昭和にかけて浅草のオペラ歌手とて人気を博した
田谷力三の得意の持ち歌だったとか。

堀内敬三の訳詞は戦前と言うこともあり、
美しく優しい言葉で作られています。

♪ 麗しきスパニョーラ 花の姿や
  輝ける面に 愛のまなざし
  麗しきスパニョーラ 花の姿や
  輝ける面に 愛のまなざし

  
といった感じで、スペイン娘の美しさを讃えている感じがしますが、
原詩を直訳すると

スペインには美人が沢山いるけど
愛の女王はただひとり
みんなあたしのことを呼ぶわ
「輝く生ける星よ」と

…と、こうなります。
第三者が、ではなく、
自分の美しさを自信に満ち溢れてうたっているというのは
日本人の美徳とする謙遜、
という感覚からはほど遠い感覚ですね。
だからこそ、ヨーロッパの華やかな情熱を感じるのですが。

「唄って!寛成さん」のコーナー、来週もお楽しみに!


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ますますチョイ悪化が進んでいる寛成さんです。

今日のシャツは何とも爽やかで
めずらしいデザインでしたが、難点があるようで・・・

「着るのは簡単なんだけど、脱ぐとき大変なんだよ。
 生地が伸びないから、下手したら破ける・・・」
と。

脱ぐときは誰かに引っ張ってもらわないと
すんなり脱げないんだとか^^;

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お魚のネックレスも今日のこのシャツに
とってもお似合いでした^^

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エレベーターを待つお二人。
人が3人くらい入る距離感。
なんでしょう?(笑)



『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)月曜日』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織