みなさん、こんにちは。
「ごきげん千里837」月曜日、
中野寛成さんと共にお送りしている中村佐織です。
季節の変わり目、体調など崩していませんか?
そして夏、楽しい思い出は作れましたか?
私はといえば、
もう少し浴衣を着て遊びに行きたかったなあ
というところでしょうか。
夏ならではの楽しみですからね。
でも仕事では着る機会が何度かありました。
和装の世界では、9月は単衣。
この月しか着られないものもあり、
何となく慌ただしさを感じる月でもあります。
洋服ならまだまだ夏物で大丈夫なのになあ、
などと思いながら洗い終わった浴衣を畳んで仕舞い、
来年まで箪笥で眠ってもらいます。
さて、今週の「唄って!寛成さん」。
童謡や唱歌を解説付きで寛成さんに歌っていただくコーナーです。
今日は私もディレクターも初めて聴いた「蛙の笛」。
作詞は「里の秋」で知られる斉藤信夫。
作曲は斉藤と一緒に「里の秋」を作った海沼實。
つまりヒットメーカーのゴールデンコンビです。
あまりにかわいい歌詞なので、一番をご紹介します。
????月夜の 田んぼで コロロコロロ
コロロコロコロ 鳴る笛は
あれはね あれはね
あれは蛙の 銀の笛
ささ 銀の笛
いかがですか?
わたしは蛙が大好きなのですが、
月夜の下で細いきらきら光る、銀の笛を吹く蛙の姿を想像すると、
ファンタスティックでわくわくしてしまいます。
まるで影絵作家の藤城清治さんが描く世界のようではありませんか!
作詞をした斉藤信夫は
小学校教員のかたわら、童謡作家としても活動していました。
ある日疲れ果てて横になった寝床へ、コロコロコロ と、
冬眠から目がさめたばかりの蛙の声が聞こえてきました。
その声を「ガンバレよ ガンバレよ」と聞き取った斉藤は、
優しく励ましてくれた蛙たちに
早春の夜の美しい歌をプレゼントしようとして書いたのが、
この「蛙の笛」なのだとか。
エピソードも微笑ましく、
また斉藤信夫という人物の優しい人柄が偲ばれます。
ちなみに「コロコロ」と鳴く蛙は
「シュレーゲルアオガエル」とも「カジカガエル」
とも言われています。
残念ながら私の家の周りには
このような可愛い声で鳴く蛙は生息していません。
ウシガエルが法螺貝を吹く音が
夜中になると田んぼから聞こえてきます。
「唄って!寛成さん」のコーナー、来週もお楽しみに!
カメラを向けると
すぐポーズを取るのをやめてしまう寛成さん。
が、瞬間的に撮影に成功しました!!
それがこちら!
笑顔でマル◎
『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)月曜日』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織