みなさん、こんにちは。
「ごきげん千里837」月曜日、
中野寛成さんと共にお送りしている中村佐織です。
今年の夏は、かき氷をよく食べました。
今流行りの台湾風ふわふわかき氷から、
昔ながらの家でかくようなしゃりしゃりの氷。
縁日の、色は違えどどれも同じ味のかき氷。
とにかくよく食べました。
暑さをしのぐのに効果的なものは、昔も今も同じです。
そして夏が終わった後、
かき氷機を箱にしまう時のなんとない寂しさ。
うーん、日本の四季を感じる瞬間は色んなところにありますね。
さて、今週の「唄って!寛成さん」。
アメリカを代表する作曲家、
スティーブン・フォスター作曲の「故郷の人々(スワニー河)」。
フォスターらしい、
ノスタルジーあふれる優しいメロディが心に沁みる名曲です。
さて、この曲のタイトル「スワニー河」。
当然ながらスワニー河を見ながら、
あるいは思いながら作られたものと思いきや、
実はフォスター、
一度もスワニー河を見たことがなかったとか。
それどころかスワニー河のある
フロリダ州をも訪れたことはなかったそう。
ではなぜ、この曲のタイトルになったのでしょう。
当時フォスターはこの歌を書いていた時、
最初の旋律に川の名前を入れようと思ったのだそう。
そこで兄に相談したところ、
最初に提案されたのは
ミシシッピ州にある川「ヤズー」。
→フォスター却下。
次に提案されたのはサウスカロライナ州の「ピーディー」
→却下。
そこで兄は地図帳を見て目に止まった名前を叫ぶ
「スワニー!」
→フォスター「それだ!」
…というわけで、歌詞に書き込まれたのは
「スワニー」だった、というわけです。
何とも単純というか、
ある意味微笑ましいフォスター兄弟の姿が思い浮かびますね。
ちなみに「スワニー」のスペル
正しくは「suwanee」ですがメロディに合わせるため、
「swanee」とこの歌では綴られているそうです。
こうやってスワニー川どころか
フロリダへ訪れたことすらなかったフォスターですが、
この歌は人気となり
現在ではフロリダで川を見るための観光が行われているそうです。
また、1935年にはフロリダ州の公式州歌にもなりました。
歌の作られたいきさつはそれぞれですが、
この「故郷の人々(スワニー河)」もユニークなエピソードを持つ1曲ですね。
「唄って!寛成さん」のコーナー、来週もお楽しみに!
『ごきげん千里837!(やぁ、みんな)月曜日』
パーソナリティ 中野 寛成・アシスタント 中村 佐織