旭堂南陵のなにわ友あれ
アシスタントの畠山 美咲です。
2月11日の放送はお聴きいただけましたでしょうか?
さて、2月11日は“初午の日”(はつうまの日)
総本社である京都の伏見稲荷大社では初午大祭といって
大勢の方が参拝されます。
ということで、今日は神社の名前の由来や稲荷寿司のお話に♪
伏見稲荷大社のご祭神の一柱に食べ物、稲の神様として
[大御食津命](おおみけつのみこと)が祀られています。
ちなみに
・おおみけつの(みけつ)=食べもの
・(けつの)=狐という意味がありまして
[稲が成る]から“稲荷”になったと言われています。
稲荷神社には、神様のお使いが狐なことから稲荷寿司(油あげ等)をお供えします。
そんなおいしい稲荷寿司ですが、各地で形が違うそうです!
大阪、京都では形が狐の耳のような三角、関東では俵型という大きな違いがあります。
あなたのお家ではどの形の稲荷寿司ですか?
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”今週のなにわことば“
一つ目は”ほろなやする”
気がふさいでいて憂鬱な時に使います。
例えばお商売でうまくいかなった時・・
「うちの旦さんほろなやしてるなぁ。」と誰かに対して使うことばで
自分自身には使いません!
今はまったく聞かない言葉ですが、
師匠のお母様はよく言っていたそうなので、
この言葉がよく使われていたのは大正くらいまでじゃないか?
という師匠の推理も飛び出しました!
二つ目は”はしょる”
こちらは今でも頻繁に耳にする言葉ですが
これは「端を折る」からきています。
私はてっきり最近の若者言葉かと思っていました!
今は、若者言葉と言われている略し言葉だけでなく
本来の言葉の意味とは違う使い方をして定着している言葉が沢山あり
その中の1つが・・「いいことづくめ」と「いいことづくし」
違う意味なのに殆どの人が区別がついていない!とのこと。
そう言われるとあまり区別がついていないかもしれません。
いいことづくめは(色々いいことが起きる)
いいことづくしは(今日は魚づくし!とか同じものばかり)という意味で
全然違うということが分かりました!
ニュースでも話題になっていましたが、本来の意味とは違くとも、
間違って認識している人が多い方が一般的になり辞書も改変されていくんですよね。
時が経つにつれ言葉の意味合いすらも変わってしまうんですね。
なんだかちょっと寂しいですね。
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美咲のこれなんですのん
今週は”大入り袋”についてです。
皆さんはどこかで受け取ったことありますか?
寄席では満員の時に配られます。
中にはご縁があるようにと5円玉が入っていたり、
始終ご縁がありますようにと45円が入っている事が多いそうです。
今よく見る大入り袋は、
“大入り”は赤字で周りが白色か、その逆かの2種類。
でも、赤字で書く大入り袋は大きな間違いだそうです!
師匠曰く「赤字なんて不吉や!黒字にせぇ!!」
なるほど、確かに!
かつては、黒字に“大入り”が普通だったそう。
師匠が大入り袋を配る時も勿論、「字は黒色」とおっしゃっていました。!
なにわの人たちは、「これでもか!」というくらい
たくさんのゲン担ぎをしていたんですね!
今週も師匠に色々なお話を聴けました!
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また、皆さんから、私たち2人に聞きたいことや
応援のメッセージ等もお待ちしております!
これは、なにわことばでしょうか?
日常のちょっとした気になっていたこと等々、
どんなことでも結構です!
是非メッセージでお送りください。
師匠が詳しく教えてくれます!
メッセージはこちらにお願いします。
fax → 06-6832-8370
mail → nocorin@senri-fm.jp
では、来週もお楽しみに♪
『旭堂南陵のなにわ友あれ』
毎週土曜日 午後2時30分~3時放送中!