番組への
メッセージ

2018年11月28日(水) 北千里アワー

こんにちは!
北千里アワー水曜日担当の西岡葉月です!

今回のカルトークで紹介したのは、
12月14日から実写映画も公開される『春待つ僕ら』という作品です。

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主人公は高校生の春野美月という女の子。
美月は小学生の頃にクラスメイトともめて孤立してしまったことがあり、
それからうまく周囲に馴染めないでいました。
人付き合いは得意ではないけど、高校生活こそ、
本当の友達を作る!と意気込むものの、
クラスメートにうまく声をかけることができず、入学して3週間、いまだに友達ゼロ人・・・

そんな美月の心の支えとなっていたのは、
小学生のときの友達のあやちゃんとの思い出でした。
美月は、今はもう遠くへ行ってしまったあやちゃんとの
思い出のバスケットコートが見えるカフェでアルバイトをしていて、
美月にとってその放課後のアルバイトが唯一の憩いの場となっていたんです。

ですがある日、このカフェのオーナーの娘のナナちゃんという
年上の女の子を目当てに、美月と同じ学校の
バスケ部イケメン男子4人が通い始めます。
このイケメン男子達には取り巻きの女子生徒がたくさん居て、
美月は自分の憩いの場所が壊されてしまうのでは、と不安になります。

そこで美月は4人のうち、同じクラスの浅倉永久(あさくら とわ)に、
このカフェのことをファンの女の子達にバレないようにして欲しいと頼みます。
4人の中で1番そっけない感じの永久ですが、話してみると意外と誠実で、
その後美月との約束を守り、尾行してきたファンの子を見事に撒いてくれます。
たくさんの女の子達からチヤホヤされてて、4人にもチャラい印象を持っていましたが、
カフェでのやり取りやバスケ部での姿を見て、本当はすごくバスケに真剣で、
仲間を大事にする素顔を知った美月は4人に対するイメージが変わっていきました。
そして永久のさりげない優しさに美月は感動して、
2人の距離は徐々に縮まっていきます。

そして入学して1ヶ月。
勇気を出して行動したことで、ようやく美月にレイナという友達ができます。
しかしレイナはバスケ部の4人の熱烈なファンで、
なんとか彼女に自分と彼らの仲を気づかれないよう
4人と距離を置き始める美月でしたが、ある日ついに恐れていた事態に・・・。
4人を避けていたことを永久に不審に思われ、
その友達の前で問い詰められます。

そして永久から「本当の友達になりたいなら本当のことを話すべき」と諭され、
レイナもバスケ部の4人も大切だと気づいた美月は、レイナに正直に話します。
話を聞いたレイナはバスケ部4人のことを恋愛対象として
見ているわけではないと言います。
そして美月は友達のままでいてくれるレイナに安心しつつ、
レイナが永久のことを恋愛対象として見ていないことに
ホッとする自分に気づきました。

それから美月はレイナと一緒にバスケ部の練習試合の応援に行くことに。

練習試合とはいえ、真剣に本気で取り組んでいる永久たち4人に対して、
見物に来たファンの女の子たちはただイケメン4人組の
カッコいい姿を見て楽しみに来ただけの様子。
永久たちのバスケへの熱い思いを知っていた美月は、
勇気を出して野次馬な女の子たちを説得して必死に応援します。
そんな美月の必死の応援の甲斐あってか、 4人は見事勝利をおさめました。

そんなバスケ部の勝利をまるで自分のことのように喜ぶ美月に、
永久は美月の応援はしっかり届いていたことを教えてくれます。
そしてボソッと「あれかなりぐっときた……可愛かったし」とこぼす永久に、
美月も思わず赤面してしまいます。

ですがそんないい雰囲気の2人の前に、
「久しぶり」と美月に声をかける男の子が現れます。
その男の子はなんと美月の大切な思い出の友達だったあの「あやちゃん」だったのです。

順調に距離を縮めていた永久と美月ですが、
ここにきてずっと女の子だと思っていた美月の心の支えのあやちゃんが
男の子として現れたことで、果たしてこの先どんな展開になっていくのか。

あなしんさんの『春待つ僕ら』は現在11巻まで販売中です。
ぜひ読んでみてください。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

それでは今回はこの辺で。
西岡葉月でした!



『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア