番組への
メッセージ

2018年7月18日(水) 北千里アワー

こんにちは(^∇^)
北千里アワー水曜日担当の西岡葉月です!

今回のカルトークで紹介したのは、
原作 みなつきさん、作画 二ツ屋あすさんの
『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』です!

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人が苦手なミステリー作家の「朏 素晴」(みかずき すばる)という青年と、
ノラ猫の「ハル」の同居生活が描かれた作品です。

まずこの作品の面白い所は、
一つの話を「人間の素晴視点」と「猫のハル視点」で
それぞれ交互に描いて、物語が進行していくという所です。
素晴編で「これは・・・?」と思った所が、
次のハル編で「そういうことだったのか!」と分かったり、
飼い主の素晴と猫のハルの考えてることの
すれ違い具合もなかなか面白くてほんわかさせられます(-ω-)

人嫌いで偏屈な朏 素晴は、
自分の想像を妨げる騒がしい場所が
大嫌いなミステリー作家で滅多に外出もしません。
しかしある日、旅行中の事故で亡くなった両親の
墓参りの時に一匹のノラ猫と出会います。
(この猫が後に名前をつけられ「ハル」と呼ばれるようになります)
素晴はその猫を見て想像を掻き立てられ、
新作小説のネタになる!と家に連れて帰りますが、
なぜか自分の部屋の外にエサを置いていく猫の
不可解な行動が気になって思考を妨げられます。
原稿の締め切り前ということもあり無視を決め込む素晴ですが、
執筆作業に没頭するあまり寝食も忘れて倒れてしまいます。

そして目が覚めた素晴の目の前には、
心配して様子を見に来てくれた担当編集者の姿と、
作品のラストを書きなぐったメモ、
そして空っぽになってる猫のエサのお皿と自分の口元についた食べカス・・・。
倒れた時のことはほぼ記憶にない素晴でしたが、
どうやら倒れた際に目の前にあったエサを食べて、
原稿を仕上げ力尽きてまた気絶したようでした。
いくら偶然目の前に猫のエサがあったからって、食べたのか・・・!と
素晴は情けなくなりますが
果たしてそれは本当に偶然だったのか?
もしかしたら猫が自分のために・・・?
なんて一瞬考えたりもして、
想像だけではたどり着けない答えがあることを知った素晴は、
何か新しい扉が開いた気がしながら、
新たな同居人との生活を始めるのでした・・・。

人付き合いを避けながら1人の世界に閉じこもって
外の世界を見ようとしなかった素晴が、
猫のハルと暮らし始めたことによって他人の気持ちを考えるようになり、
猫のハルや周囲の人たちに少しずつ心を開いていく姿と、
そんな素晴のハルが慣れないことや理解できないことに四苦八苦しながらも、
ゆっくりと距離を縮めて家族になっていくほんわかストーリーです。

この拾われた猫のハルですが、この子が世話焼きの姉御肌な猫ちゃんで、
素晴のことを頼りなくてほっとけない弱い生き物だから
自分が守ってあげなくちゃと思ってるとっても可愛いツンデレ世話焼き猫なんです。

不器用な素晴と世話焼き猫のハルがこれからどうやって絆を深めていくのか。
『同居人はひざ、時々、頭のうえ』
現在4缶まで発売中でして、私も続きがめちゃくちゃ気になってます。
みなさんぜひ読んでみてください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

それでは今回はこの辺で・・・!
西岡葉月でした\(^o^)/



『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア