こんにちは!
北千里アワー水曜日担当の西岡葉月です( ・∇・)
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水曜日のカルトークではまだまだ私のお気に入りの漫画を紹介していきますよ〜!
ということで、今回の紹介した作品は
星森ゆきもさんの『そらときみと。』です!
主人公の「七瀬天」は「天」と書いて「そら」と読む名前で、高校1年生の女の子。
友達からは「てん」というあだ名で呼ばれていて、天もそれを気に入ってます。
天には中学生の時から仲の良い「蜂谷理央」という男友達がいて、
2人はお互いのことを「てんちゃん」「はっち」とあだ名で呼び合っていました。
ある日クラスの仲良しグループで遊びに行った帰り道、
2人きりになった天と理央ですが、
別れ際で理央に「バイバイ、天」と不意に名前で呼ばれた天。
実は2人は中学時代に一度付き合っていて、
その時にお互い名前で呼びあっていたんです。
好きなものは好きとハッキリした性格の天と、
感情をあまり表に出さないマイペースな理央。
2人が付き合っていた頃は、
天は理央のことが大好きで常にくっついていたり、
夜に突然会いたいとワガママを言ったり、時には束縛してしまったりでした。
優しい理央は何でも「いいよ」と受け入れてくれましたが、
段々天は理央を困らせていると思うようになります。
そして天は理央を困らせてしまう”理央の彼女”である自分が嫌なんだと気づき、
理央のことは大好きだけど、大好きだから、
「友達に戻りたい」と別れることを選んだんです。
そして高校に入っても仲の良い友達として過ごしてきた2人ですが、
本当はずっと理央のことを想っていた天。
突然あの頃のように名前で呼ばれ、
それが理央にとってはただの言い間違いでも、天の心は揺り動かされます。
好きなものは好き、思ったことは直接伝えるのがモットーの天ですが、
理央にだけは簡単に好きと言えない・・・
普段から明るく前向きな天が見せる切ない恋心のシーンは、
読んでるこっちも切なさで胸を苦しくさせられます。
誰にでも優しくて、ぼーっと鳥を見たりと普段からぽやぽやした雰囲気の理央が、
高校生になって段々と男らしさを見せるようになってきたこともあり、
好きな気持ちが溢れて止まらなくなってきた天はつい
「今もう一度付き合ったらうまく行くのかな」と口にしてしまいます。
それに対して理央は困った顔を見せ「ダメだよ、てんちゃん」と言われてしまいます。
自分から振ったくせに都合が良すぎる、と落ち込む天ですが、
友達の助言もあり、もっと理央のことをよく見て、
よく知って、中学の時にできなかったことをしようと前向きに頑張ることを決めます。
一方理央が困った顔を見せたというのも、
実は寄りを戻すのが嫌なわけではなかったんです。
あの頃のままの自分が付き合っても、
天をまた不安にさせてしまうと思っていたからでした。
「てんちゃんがダメなんじゃない、俺がダメなんだ」と、
しっかり向き合えるように変わりたいと思っている理央。
そんな2人がどのように成長していくのか、
一度は放してしまった手をもう一度つなぐことができるのか。
『そらときみと。』全4巻です。
ぜひ読んでみてください!
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それでは今回はこの辺で!
西岡葉月でした〜★(^∇^)ノシ
『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア