こんにちは!
北千里アワー木曜日を担当しています、高山香純です!
今週の「やってんねん関大!おおさかまち探し」のコーナーは、
文学部1年生の小西柚花さんにお越しいただきました!
今回さんは「五月山動物園」の「ウォンバット」について取材してきてくれました!
ウォンバットはオーストラリアに生息する有袋類の動物。
日本では、五月山動物園で5頭、茶臼山動物園で2頭と
合計7頭しか見ることのできない珍しい動物です。
丸くて可愛いフォルムのウォンバットですが、
走ると時速40kmものスピードを出すことができ、
100kmを約9秒で走ります。すごい速さですね!
お尻はタイヤと同じくらい硬く、
土に潜ってお尻で蓋をし肉食動物から身を守ります。
ウォンバットは繁殖しにくい生態で、
以前、このままでは日本で見ることができなくなってしまうという
危機的状況になったことがあったそうです。
その状況を抜け出すには繁殖をさせる必要がありました。
このために、五月山動物園で行った取り組みは、
なんとアイドルグループの結成でした!
婚活系飼育女子「Keeper Girs」がされ、
2016年には池田市の第一号観光大使に任命されています。
アイドル好きの人がウォンバットに興味を持つようになったり、
ウォンバット好きの人がKeeper Girsを応援するようになったりと、
良い相乗効果があったようです。
そして、もう1つの試みが「ウォンバットてれび」です!
ウォンバットてれびは、24時間いつでもどこでも携帯や
パソコンから観察することができます。
ウォンバットファンが多いのに対して、
日本では2つの動物園でしかウォンバットを見ることができません。
遠方に住んでいてもウォンバットを見たいという人のために
開設されたそうです。中には香港から見ている方もいるんだとか。
五月山動物園は入場料が無料のため、
ウォンバットてれび設置の費用は支援で集めたそうです。
最初の目標金額は200万円でしたが、
Keeper Girsと一緒に「ふるさと納税」などの制度を利用しながら呼び掛けたことで、2
53万3千円もの資金が集まりました。
187人の支援者のうち約80%が関東地方の人、
約5%が池田市の人だったそうです。
そしてウォンバットてれび、意外なメリットがありました。
それは、見ている人が一緒に飼育をしていたことです。
飼育員だけでは手が回りきらず気づかなかったことにも
ウォンバットてれびを見ている人が気づいてSNSで報告してくれるそうです。
ウォンバットてれびは管理の1つになっています。
小西さんは動物園の人によるおすすめの時間帯を聞いてきてくれました!
朝方のエサを食べる10分前後が一番活発だそうです。
そして、16時ごろの収容するときは飼育員さんに甘える姿が見られます。
夜にはそれぞれ違う寝方をしている姿が見られるようです。
今後は、ウォンバットがもっと生き生きと遊べる環境づくりを目指したいとのこと。
そして、ファンからの望みでもある目線カメラをつけたいとのことです!
小西さんありがとうございました!
それでは、今回はこの辺で。
高山香純でした!!
『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア