今週もお聞き頂きありがとうございました。
大阪も今週は比較的暖かい日がありましたが、
那覇では12月17日に最高気温27.5度を観測しました。
沖縄気象台によると、12月中旬の気温が27度を超えるのは、
1918年以来101年ぶりです。
今年の冬は冬型の気圧配置が弱く、
あまり寒気が入ってこないことが気温が下がらない要因で、
曇りや雨でも寒くないという日は来週前半まで続くようです。
沖縄は古い建物が取り壊されたり、新しい建物ができたりと
ここ数年、街の様子が大きく変わっています。
11月から内部解体工事が始まっている
那覇市の牧志公設市場で12月20日、
入り口部分の解体が始まりました。
解体後は建設工事に入り、2022年のオープンを目指しているそうです。
新しい市場にはこれまでとは違う良さがあるとは思いますが、
長年あったものがなくなってゆくのは少し寂しいですね。
古い物がなくなる一方で、新しい建物もできています。
来年1月6日、国際通りにホテルコレクティブがプレオープンします。
ホテルは地上13階建てで、屋外プールやチャペルなどもあり、
本格開業は4月下旬を予定しています。
那覇市内にこの規模のホテルができるのは初めて。
国際通りの雰囲気も大きく変わりそうです。
今週も先週に引き続き、沖縄のビッグバンド・沖縄ジャズ協会の
演奏を聞いて頂きました。
アルバム「ウチナーjazz/沖縄ジャズ協会」から、
「ちんぬくじゅうしい」と「赤田首里殿内」の２曲をお届けしました。
トロンボーン奏者の真栄里英樹さん率いる
「真栄里英樹ビッグバンド」のライブが、
県内最大のレストラン・パインツリーブレスで毎月第一月曜に行われています。
広い店内で食事をしながらジャズを楽しむことができます。
第一月曜日に沖縄へ行く予定のある方は、お出かけになってみてはいかがでしょうか。
「今月の歌」として、１２月は伊波智恵子さんの
「ムーチーのころ」をお届けしています。
曲名の「ムーチー」とはお餅のことで、
月桃の葉で巻いたお餅の事を指しています。
この曲は１９７７年に発表され、
作詞は坂口洋隆さん、作曲は普久原恒勇さんです。
レコードのジャケットは見つかりませんでしたが、
代わりに歌詞を紹介します。
この中であまり聞きなれない言葉と言えば
「葉末」「ムーチービーサ」「サンニン」「シンメー鍋」くらいでしょうか。
葉末は〈葉の先端〉
ムーチービーサは〈ムーチーの頃の寒さ〉
サンニンは〈月桃〉のことです。
最後の、シンメー鍋は漢字で書くと四枚鍋。
4枚の鉄板で作ったと言われている、直径66cmくらいのとても大きな鍋です。
これで歌詞の意味が全てわかると思います。
来週もおかけしますので、ぜひ、歌詞の意味を考えながら
聞いてみて下さい。
沖縄でムーチーを食べる「ムーチーの日」は旧暦の12月8日。
（新暦でいうと2020年は1月2日です）
パーソナリティーの右見さんおすすめのムーチーは、
那覇市場本通りにある「もちのやまや」のものです。
カーサムーチーのカーサは月桃の意味で、
このお店では年中、カーサムーチーが販売されています。
出来立てが販売されていて、とても柔らかいのが特徴です。
沖縄へ旅行に行ったら、ぜひ食べてみて下さい。
右見さんのお家には月桃があります。
葉はこんなに大きくてきれいです。
そのほか、アカバナーも咲いています。
ベランダで育てていたものを11月に室内に入れたところ、
家の中が暖かいのでよく咲き、天井に届きそうになっています。
先週、カルビーが「４７都道府県の味」として様々なポテトチップスを
販売していて、沖縄の味が充実していると紹介しました。
その中でも紹介した沖縄九州限定の「さんぴん茶風味」が
わしたショップリンクス梅田店で販売されています。
さんぴん茶特有の渋みとすっきりとした香りを再現しているそうです。
限定品が気軽に大阪でも買えるのは嬉しいですね。
12月6日、千里阪急百貨店で沖縄産のめかじき（カジキマグロ）が
販売されているのを見かけました。
めかじきは沖縄でもたくさんとれますが、
水揚げ量日本一は気仙沼です。
気仙沼には中骨に残った肉を豚肉の代わりに使った「メカジキカレー」という
名物があります。
調べるといろいろなレシピも出て来ますが、レトルトカレーも出ています。
どんな味なのでしょうか。気になります。
〈今週の曲〉
Ｍ１ ちんぬくじゅうしい ／ 沖縄ジャズ協会
Ｍ２ 赤田首里殿内 ／ 沖縄ジャズ協会
Ｍ３ ムーチーのころ ／ 伊波智恵子
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
ぜひ、お寄せ下さい！！
FAX:06-6832-8370
E-mail ：nocorin@senri-fm.jp
『沖縄へいこう』
毎週土曜日14:00～14:30放送中！
