こんにちは!
北千里アワー木曜日を担当しています、高山香純です!
今週の「やってんねん関大!おおさかまち探し」のコーナーは、
文学部1年生の植田莉子さんにお越しいただきました!
今回植田さんは吹田市垂水町にある垂水神社に取材に行ってきてくれました!
なんと弥生時代には存在していたという垂水神社。
神社の本殿や境内には居住跡が発見されており、
2000年前から人の暮らす場所だったことがわかっています。
(ちなみにこの居住跡を見つけたのは関大の関係者だそう)
そんな垂水神社は、水との関係がとても深い神社です。
弥生時代よりももっと前からこの土地には水が流れていたとされています。
江戸時代には垂水の水は清冷甘味、諸病を治すと言われていました。
今はアスファルトの影響もあり水量は減ってしまいましたが、
それでも滝の水は流れ続けています。
垂水という土地の名前も、水が垂れるというところからきています。
垂水町を含め、この近辺は昔は垂水村と呼ばれていました。
関大のある吹田市山手町も明治43年頃までは垂水村だったそうです。
人口が増えるにつれて名前を変えていったようです。
この垂水神社にとって重要なものが水以外にもあります。
それは、「鎮守の森」と呼ばれる森です。
この森は長年守られてきていたのですが、
平成23年に不動産会社が民間が保有していた森の一部を買い取り
マンション建設の計画を立てました。
そこでなんとしてでも美しい森を後世に伝えたい宮司さんは反対し、
「垂水の森を守る会」が結成されました。
反対運動は3年間に及び、1300人余りの署名や資金が集まりました。
最終的に、垂水神社が業者から森を買い取るという形で決着しました。
現在は神社に「垂水の子孫たちへ」という石碑が立てられています。
鎮守の森を守り抜いた「垂水の奇跡」について書かれていて、
400年続く大阪城の石垣と同じ、岡山県北木島の笠岡諸島の黒御影で作られています。
後世に伝える、ということへの願いの強さを感じることができます。
取材した植田さんも、宮司さんの
森を守っていきたいという思いはかなり強く感じたそうです。
植田さんありがとうございました!
それでは、今回はこの辺で。
高山香純でした!!
『北千里アワー』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア