みなさん、こんにちは!
火曜日担当の加田智志です。
今週は、4月20日から池田市の逸翁美術館で開催されている、
「阪急沿線むかし図絵 大正・昭和のゆめとまち」に行ってきました。
今回の展覧会では、阪急電鉄が開業した1910年から
高度経済成長期の1960年代までの
阪急電鉄が製作した沿線行楽ポスターを中心に展示されています。
テレビやネットがない時代に情報を伝える大切な手段の一つだったポスターには、
見る人の興味を引くために趣向を凝らしたデザインや工夫がされていて、
今回の展示ではそれを存分に味わうことができます。
レトロ好きの私としてはたまらない展覧会でした。
1910年の開業当時のポスターの、
これからの沿線拡大の計画を示したもの。
そしてそれが実現して、新しい路線の誕生を
大々的に宣伝するものがあったりと、
当時の未来への展望と発展の歴史を
俯瞰で見ることが出来ている様な気がして楽しめました。
その時代時代の流行に合わせたポスター達は、
見たことが無い筈なのにノスタルジックな気持ちを味あわせてくれます。
レトロな中にも神戸から梅田は〇〇分!など、
わかりやすい数字の情報を大きく使ったりしている所は、
今も昔も変わらずで根本的な広告の形というものは
この当時から変わっていないんだなと感じました。
という事は、当時の広告を見ていた昔の人も、
私たちが今の広告を見て「こんなに短い時間で着くの!?」
「こんな電車ができたんだ!」と驚くのと同じ反応をしていたのかと思うと、
とても面白いですよね。
その他にも、宝塚ファミリーランドで展示されていて、
現在は公開されていなかった「1形(箕面有馬電気軌道)」
「100形(新京阪鉄道P-6)」「900形(阪神急行電鉄)」の模型が展示されています。
これもまたライティングが素晴らしくて、
まるで電車に横から日に照らされている様になっているため、
精巧に作られた車内に出来た影がより一層その模型の魅力を高めてくれています。
ここだけは写真がOKと書かれていたので撮ってきましたが、
僕の拙い写真では魅力は伝わら無いと思うので、
是非ご自分の目で見て頂ければと思います!
後、壁に映し出された映像を年配のご夫婦がじっと見入ってらっしゃいました。
ここで流されていたのは在りし日の宝塚ファミリーランドの姿です。
記録映像の様に無音で流れるその映像は、
当時訪れていた方にとってはたまらないものではないでしょうか?
映像をご覧になっていたご夫婦も時折、
懐かしいなと声を掛け合いながら観ていらっしゃいました。
知識として知っている事でも、ポスターとして見る事で
より情報をリアルに感じることが出来ますし、
中には全く知らないこともあって、非常に楽しむことが出来ました!
この展覧会は6月16日(日)まで開催されていますので、
是非足を運んでノスタルジックな気持ちになってみてはいかがでしょうか??
それでは、今週はこの辺で!
来週はGW特越編成なので、北千里アワーは5月7日になります。
また次回の放送で!
『北千里アワー 火曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時オンエア