今週もお聞き頂きありがとうございました。
度々お伝えして来ましたが、明日(16日)で
那覇市にある第一牧志公設市場の営業が終了します。
昨日は市場移転感謝祭が開かれ、マグロや豚汁が
数量限定で振舞われました。
この場所での営業は16日で一旦終了となりますが、
7月1日からはすぐ近くにある旧にぎわい広場に建設された
仮設市場で営業を再開します。
この仮設市場のへ移転を記念して、第一牧志公設市場組合が
市場公式Tシャツを作りました。
Tシャツのデザインをされたのは平田漬物店の玉城文也さん。
従業員の皆さんも着られるそうですが、7月1日からは
平田漬物店で一般発売されます。
売り上げはイベントなど市場を盛り上げる資金に使われるそうですよ。
パーソナリティーの右見さんも手に入れました。
こんなデザインです。
市場が元にあった場所で営業を再開するのは2022年4月1日。
3年ほど先になります。どんな公設市場になるのでしょうか。
6月23日は慰霊の日。
住民を巻き込んだ地上戦が繰り広げられた沖縄で、
組織的な戦闘が終わった日とされています。
全国で沖縄だけこの日は公休日と定められ、
国の機関以外の役所や学校が休みになります。
そんな慰霊の日に思い出すのが月桃の花。
この時期、沖縄では様々な場所で月桃の花が見られます。
この花の名がついた「GAMA 月桃の花」という映画もあります。
1996年の作品で朝霧舞さん、川平慈英さん、平良とみさんらが出演されています。
戦後50年を迎えようとする沖縄を舞台に、地上戦を生き延びた女性と、
米兵と結婚してアメリカに渡った娘の子供の対話を通して、
戦争の悲惨さと一家のわだかまりの融解を描いています。
DVD化はされていないようなので、上映会などでしか見られませんが、
機会がありましたらぜひご覧下さい。
今週は、この映画の主題歌にも使われた「月桃の歌」を
国吉なおみさん・大城友弥の歌と、作詞作曲者の
海勢頭豊さんの歌で聞いて頂きました。
海勢頭豊(うみせど ゆたか)さんは、1943年にうるま市で生まれました。
作曲家として映画音楽・オペラ・バレエ・合唱曲などを作曲する傍ら、
沖縄問題を訴え続けて活動されています。
月桃を発表したのは1982年。
映画の主題歌やニュース番組で使われたことにより、
より多くの人に知られるようになりました。
この曲はアルバム「沖縄の島唄ベストコレクション」に収録されています。
この曲は6番まであり、5番に6月23日が出てきます。
慰霊の日によく歌われる曲です。
今年の式典でも聞く事ができるかもしれません。
月桃の花は、この時期、沖縄のいたるところで咲いています。
右見さんが5月26日に沖縄で撮影してきたものを紹介します。
まずは那覇へ行くと必ず寄る、国際通りの大湾洋服店駐車場。
駐車場ですが、まるで植物園です。
これから咲くところを写真に収めることができました。
続いて、首里金城の石畳。
花を上から見た写真がよく使われますが、
下から撮影してみました。
最後は那覇三重城跡。
まだ花びらが咲ききっていない状態です。
月桃柄のかりゆしウェアも見つけました。
夏になり、月桃の花が終わると、次にみられるのがサガリバナ。
6月13日の琉球新報に那覇でサガリバナが開花したという
記事が掲載されていました。
サガリバナは日没頃から開き始め、明け方には散ってしまう夜しか咲かない花。
鑑賞会も夜に行われます。
ライトアップされ、花の解説やガイドツアーもあるようです。
申込み不要の鑑賞会がほとんどなので、この時期に沖縄へ行く機会があれば、
参加してみてはいかがでしょうか。
18日(火)まで阪急うめだ本店で「おいしいかわいい沖縄展」が
開催されていますが、関西ではまだ沖縄物産展が続きます。
阪急の次は、6月19日(水)~25日(火)まで、
あべのハルカス近鉄本店で「めんそーれ!沖縄展」が開催されます。
初日には、恩納村の村長が恩納村の魅力を語るトークショーが行われるそうです。
楽しそうですね。お近くの方はお出かけになってはいかがでしょうか。
〈今週の曲〉
M1 月桃の歌 / 国吉なおみ、大城友弥
M2 月桃の歌 / 海勢頭豊 アルバム「沖縄島唄ベストコレクション」より
M3 ずっと咲いてて / まゆん アルバム「翔」より
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
ぜひ、お寄せ下さい!!
FAX:06-6832-8370
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『沖縄へいこう』
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