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前回の放送のカルトークで紹介したのは、
谷川史子さんの「おひとり様物語」という作品です。
この作品は現在単行本が8巻まで出てるのですが、
基本的に１話完結型の読み切りストーリーとなっていて、
登場人物のすべてが結婚をしていない男女「お一人様」となっています。
おひとり様のそれぞれに結婚をしていないことの理由があったり、
おひとり様の人生の楽しさ、苦しさなどが、現実的に描かれている作品です。
第1話の主人公は28歳の山波久里子(やまなみ くりこ)というおひとり様の女性。
独身で、ひとり暮らしで、彼氏もいません。
仕事は書店店員をしていて、無類の本好き。
友達がいないわけでもないですが、休日はなにかと一人で過ごすことが多い･･･
ですが久里子は休日を一人で過ごすことは全然平気、むしろ好きだったんです。
明日は休み！という日の仕事のあとは家に帰ると夕食を食べてDVDを見て、
お風呂で雑誌を読んで、そして自分専用の一人用のソファという
お気に入りの場所でワインとチーズを食べながら、眠くなるまで本を読む。
次の日の朝は、遅めに起きて一人でブランチに出かけ、
気になっていた映画をみて帰宅する。
こんな風に自分のペースで、好きな時間に好きなことをする･･･
久里子はそんな生活を幸せに思っていました。
ですがある日職場の後輩の女の子から
「それって、さみしくないですか？」と疑問を投げかけられます。
久里子は後輩に「友達や彼と過ごすのも良いけど、
ひとりで過ごすのも案外楽しいよ？」と勧めてみるも、
「いいです、なんか孤独っぽいから」とバッサリ言われてしまうんです･･･
そんな久里子のほかにも、彼氏に振られたばかりの
おひとり様ホヤホヤ女子大生のお話や、彼氏と同棲中だけど、時間が合わず
すれ違いになってしまっている彼氏の浮気を疑い始めてしまう
OLのお話などもあります。
一話一話が短いので、構えずに手軽に読めるのが良いと思います！
色んな人たちの色んな形のおひとり様模様が描かれている、そんな作品です。
谷川史子さんの「おひとり様物語」
ぜひ読んでみて下さい(^^)
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それでは今回はこの辺で！
西岡葉月でした( ・∇・)ノシ
『北千里アワー 水曜日』
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