番組への
メッセージ

2020年5月9日(土)ばんちゃんのコレラジオ キクキク

こんにちは!(^^)! アシスタントの桜山 結子(さくらやま ゆうこ)です。
最初に5/11月曜に入院を予定されているばんばさんからメッセージをいただきました。
「入院のご案内」という患者の心構えや準備物などの書かれた全28項目にもなる冊子と
かなり格闘をしながら準備をされているご様子でした。
内容が難しいものもあり電子辞書片手にメートにメモを取りながら
(まるで取材の様です)しっかり読み込んでいらっしゃるそうです。
ばんばさんは、この入院準備がちゃんと月曜までに終わるか
少し不安がっていらっしゃいました。
(9日の夜に準備が無事完了したとお知らせがきました)
80歳で初の入院、ばんばさんはこの体験をきっと事細かく記録されていると思います。
元気に復帰された時に是非ラジオでお話していただきましょう。
ばんばさん、早く元気いっぱいのお顔見せて下さいね。

続いて、「玉秀斎さんに聞く」のコーナーです。
今回は、「弟子入り」について伺いました。
玉秀斎さんは2001年に四代目旭堂南陵師匠に弟子入りされました。
弟子入りのきっかけは、弁護士になろうと司法試験の勉強をしている時に
ふと新聞を見ると三行ほどの小さな記事で「講談塾生募集」という記事を見つけます。
玉秀斎さんは、スウェーデン留学の時から日本文化に興味を持ち始めていたので
日本の事を勉強できるかもしれないと直ぐに電話を入れます。
先方からすぐに来て欲しいと言われ24歳の玉秀斎さんは
そこで初めて講談の「修羅場読み」を見る事になります。
(修羅場読みは、張り扇(音が出る扇子)で
釈台(机)をたたきながら調子よく語る様)
一瞬にその姿に「カッコイイ」と一目ぼれします。
南陵師匠から「弟子にならないか」とお誘いがきます。
しかし玉秀斎さんは当時弁護士になる夢がありました。
それを伝えると南陵師匠からとんでもない事を言われます
「弁護士も講談師も最後に“し”が付くから一緒や」と名言を放たれます。
それだけでなく南陵師匠は南陽(なんよう)という名前まで準備して下さっていました。
玉秀斎さんはとんでもない名言と素敵なお名前をいただき弟子入りする事になりました。
それから約2年間師匠がお仕事をスムーズに出来る様に荷物持ちから
楽屋の準備などをして芸を学ぶ事になりました。
弟子入りの条件は特になかったそうですが、“運転免許”がある事が
よかったと言っていました。
他のお弟子さんはどなたもお持ちで無かったのでその点重宝されたそうです。
修行の2年間で師匠から言われた思い出の言葉は「お前はざる頭やー」です。
2年間で700回は言われたとか。
そんな言葉も飛び交う怒涛の2年間の弟子生活を振り替えながら
玉秀斎さんは「ありがたい時間だった」と言っていました。
師匠が弟子を取るという事はとても大変な事だそうです。
芸を教え、人としてのマナーも教え、食事代やお小遣いに交通費を渡すのです。
そしてとっても怖いですがちゃんと怒ってくれる関係です。
他の職業でここまで上の方と濃厚な関係性はなかなか築けません。
お話を聞いていて弟子入りって素敵な事だなと強く感じました。
そして、現在玉秀斎さんのお弟子さんの玉山さんに“今の弟子事情”を伺ってみました。
今の弟子に必要なスペックは“スマホのアプリを使いこなせる力”だそうです。
玉田家は、現代の“デジタル化”に果敢にチャレンジされています。
沢山の方に興味を持ってもらえるようYouTubeに元来の講談でなく
星野源さんの曲を修羅場読みしたものを載せたりしています。
その編集を玉山さんがしているそうです。
よかったら玉山さんが編集を頑張った動画見てみて下さい。
“講談玉田家”でヒットします。
およそ20年間で弟子のスタイルが大きく変わっている事にとてもびっくりしました。

最後は、「あなたの好きなアイスクリーム」についてでした。
皆さんのアイス愛がとても伝わる沢山のメッセージをいただきました。
ありがとうございます。
そして驚いたのが好きなアイスにそれぞれが素敵な思い出がある事でした。
皆さんからのご意見には、アイスの実やカフェオレのアイス、
北海道にて自分で作ったソフトクリーム、
沖縄のブルーシールアイスに九州で絶大な人気のブラックモンブラン、
31のラムレーズンなどでした。どれも今すぐ食べたいものばかりです。
因みに玉秀斎さんは自宅の冷蔵庫のほとんどをしめている王将アイス、
玉山さんはアイスの実でした。今回はアイスの実が2票で一番人気となりました!
私はアイスと言えば、小さい頃によく食べたメロンソーダに
バニラアイスクリームをのせた“クリームソーダ”を思い出します。
この誕生秘話を玉山さんが紹介して下さいました。
資生堂の創業者福原有信さんがアメリカに勉強に行きます。
現地のドラックストアに行くとソウダファウンダーという機械が置いてありました。
この機械はドリンクバーのような機械でした。
ルートビアという薬草などが入った炭酸のジュースにアイスクリームが
のっているものが売ってありました。
アイスは美味しかった様ですがジュースの方は
クセが強く飲みにくなという印象があったそうです。
帰国した福原さんは、ソウダファウンダーはきっと人気がでると思い導入する事にします。
そしてインパクトのある飲み物をと考えた時にアメリカで飲んだアイスののったジュース、
ルートビアを出そうと思います。
でもあのクセが凄いジュースじゃ売れないので
当時人気のあったメロンソーダにアイスをのせて販売し
人気のドリンクが誕生したそうです。
そして最後にとあるアイスの呼び方でワイワイと賑やかになりました。
それが、棒状のもので真ん中からパキっと割るアイスです。
これみなさなんて呼びますか?何と3人とも違う呼び方をしました。
玉秀斎さんはチューチュー、玉山さんはチューペット、桜山は棒アイスでした。
地域差は勿論の事世代でも呼び方に違いがあるようです。
沖縄と鹿児島と大阪はチューチュー、
東京と兵庫と大阪の下の方と上の方はチューペット、
千葉はポッキンアイス、福岡はチューチューボンボン(チューボン)、
長崎は棒アイスとボンボン。因みにボンボンと呼んでたのは今から約45年前、
当時は棒状ではなくたこ焼きみたいな真ん丸なものが繋がっていたそうです。
色んな意見を教えて頂き感謝です。
さて、次回は「好きな流行語は?」を募集します。
これまた世代などで色んな意見が出そうですね。
メールかFAXでお寄せ下さい。お待ちしています(‘◇’)ゞ

FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp

radio0509.jpg


『ばんちゃんのコレラジオ キクキク』
毎週土曜日10:00~正午まで放送中!