番組への
メッセージ

2020年7月11日(土)ばんちゃんのコレラジオ キクキク

こんにちは(‘ω’)ノアシスタントの桜山 結子(さくらやま ゆうこ)です。

最初の話題は、
千里阪急で開催中の「アフリカン現代アート ティンガティンガ原画展」について。
ティンガティンガアートとは東アフリカ・タンザニア発祥の絵画で
サバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしをたった6色のペンキから
下書きせずに、色鮮やかにのびのびと描きだすダイナミックな作風が
魅力のものでティンガティンガさんが作り出したアートです。
ばんばさんは1960年代からご存知だったそうで
ティンガティンガさんの絵を見たことがあるそうで、
素朴で生々しいイラストだったそうです。
しかし今は、動物を可愛らしくポップに描いています。
展示会で鮮やかな布を購入し奥様にマスクを作ってもらったと
素敵なマスクを見せていただきました(写真のマスクがそうです)
ウイルスや災害の多い中で鮮やかな色使いの
ティンガティンガアートを見ているといつの間にか心が元気になります。
イベントは7月14日(火)までです。

続いて、キッズ先生に聞くのコーナーです。
今回は小学6年生のあべゆいかちゃんでした。
緊急事態宣言中と今どの様に過ごしているのか伺ってみました。
緊急事態宣言中の約2か月間学校はお休みで、
宿題などは保護者の方が学校に行ってもらってくるスタイルを取っていたそうです。
その宿題をご家族に教えてもらいながら頑張って勉強したそうです。
スマートフォンを持っていないのでお友達と
なかなかコミュニケーションがとれなかったので自粛中は
早く学校に行きたかったと話してくれました。
ゆいかちゃんは社会と漢字がちょっと苦手だそうで、
自宅での勉強は苦労したそうです。
先日の七夕の願ごとは“テストで100点取れますように”でした。
どうかその願いが叶いますように。

最後の話題は名水百選についてでした。
名水百選とは、昭和60年3月に環境省(当時環境庁)が
全国に多くの形態で存在する清澄な水について、
その再発見に努め、広く国民にそれらを紹介し、
啓蒙普及を図るとともに、このことを通じ国民の水質保全への認識を深め、
併せて優良な水環境を積極的に保護すること等
今後の水質保全行政の進展に資することを目的に作られたものです。
ばんばさんは、この百名水を98カ所巡っていらっしゃいます。
生まれた時から琵琶湖が身近にあり幼少時代は
沢山遊んで親しみがあった事、私達の体は約60%が水で
出来ている事でとても大切なものであるという事、
時には大雨が降り災害となり私達に牙をむいてくる事もあります。
色んな側面のある水をもっと知ろうと約10年かけて
全国の昭和の百名水を巡る事となりました。
皆さんはどこかの百名水に訪れた事はありませんか?
意外と知らないだけで百名水は行っている事もあるようです。
ばんばさんの足元にも及びませんが
私は、長崎、佐賀、熊本の5カ所を巡っていました。
今回は沖縄の昭和の百名水
「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」を紹介してもらいました。
場所は、沖縄県南城市玉城字垣花川原にあり
那覇空港から那覇空港からバスで40分(2002年当時)の所にあります。
バスから降りるとごつごつした石灰岩がお出迎えしてくれたそうです。
もし行く場合は運動靴が必須ですね。
ここはかつて垣花村の人々達が利用していた水で、
水浴び、洗濯、野菜洗いなどに利用していました。
水を汲む仕事はなんと女性の仕事だったそうです。
石畳の急な坂道を100メートルほど降りて水汲みをしていました。
この名水は3つに分かれており一番上の左側から出る水を女(イナグ)水、
右側下から出る水を男(イキガ)水、その下流の浅い水たまりが、
馬浴(ウマアミシー)水で、ここで馬に水を飲ませたり、
馬の体を洗ったりしていた。
そして樋川から流れた水は下の田をうるおし、稲作に恵みを与えていました。
女性が使う水が一番上にあるのは水汲みという重労働をした
せめてもの配慮だったようです。
この場所は、ばんばさんの息子さんも足を運んだ事があるそうで、
当時の様子をリポートした音声を紹介して下さいました。
息子さんが行ったのは2011年3月その時の水はとても勢いが凄く
味は美味しい、苔の味がする軟水、水温は暖かめだったそうです。
しかしばんばさんが行った2002年6月の時とはかなり違いがあるようでした。
その時は硬水、水はそんなに勢いのあるものではなく(季節で水量が変化します)
水温はさほど暖かくない、また苔はなかったそうです。
年々手入れがされていないのではないかと危惧されていました。
9年間でのこれだけの変化は凄いですね、本当に水を大切にしないといけません。
実は、この百名水は平成20年6月5日に社会情勢の変化も踏まえ、
水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、
地域の生活に溶け込んでいる清澄な水の水環境のなかで、
特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているもの、
その他の特徴・PRポイント(故事来歴や希少性など)を条件に
「平成の百名水」が誕生しています。
よって現在の名水は昭和と平成を合わせて二百存在しています。
水は生き物です。
一部ニュースでは近い将来世界的に水不足になるのではないか
とも言われています。
私達の命の源“水”を今後も大切にしていきたいと改めて思いました。

koreradio20200711.jpg



『ばんちゃんのコレラジオ キクキク』
毎週土曜日10:00~正午まで放送中!