番組への
メッセージ

2020年8月22日(土)ばんちゃんのコレラジオキクキク

こんにちは(*´▽`*)アシスタントの桜山 結子(さくらやま ゆうこ)です。

最初の話題は、「2つの重油流出事故」についてでした。
7月25日にモーリシャス南東約1.4k沖で大きさ300mある船が座礁
その後1000トン以上もの重油が流失しました。
月に2000隻以上通過する海上輸送の大動脈の場所ですが
浅瀬で有名な場所でもありました。
この辺りは地球上のイシサンゴ類の40%の種類が生息する所だそうです。
また水鳥やマングローブなどの生物や植物も沢山いるのでとても心配です。
実は、日本でもこの様な事故が起こった事があります。
1997年1月2日、島根県隠岐島沖の日本海で発生し島根県から石川県にかけての
広い範囲で重油が漂着しました。
この時にばんばさんは福井県の東尋坊の近くにある安島という場所に行き
取材とボランティア活動をされました。
最寄駅からタクシーで向かうと現場に到着する前から鼻を刺すような、
頭が痛くなるような強烈な重油のにおいがしたそうで、
この事からかなり大変な自体だと感じたそうです。
ボランティア会場に到着すると沢山の人であふれていました。
この事故の起こる2年前に阪神淡路大震災が発生し
“ボランティアに参加する”という精神が沢山の人に根付いていた様で
この事故でもボランティアの参加者が多かったようです。
延べ30万人が参加したとも言われています。
ばんばさんは、ボランティアの登録を済ませいよいよ重油の近くに足を運びます。
すると先ほどの刺すような臭いは更にきつさを増しました。
海岸は真っ黒、墨汁を大量にばらまいたような光景で、石や砂がぬるぬるでした。
それを幼稚園生から大人の方までダンプカーやユンボなどの重機や
使い古しのタオルなどを使って手を真っ黒にしながら一生懸命作業をしました。
ボランティアは重油回収だけでなく福井県の銘菓
ぶたいもちを差し入れる方々もいらっしゃったそうです。
今回のモーリシャスの事故はコロナ禍でおきた事故の為
今までとは違う重油回収作業になると思います。
どうか一日も早く元の美しいく生物であふれるモーリシャスに戻る事を祈っております。

続いて、キッズ先生に聞くのコーナ「小学6年生 あべ ゆいか先生」でした。
すでに夏休みは終了し学校はスタートしています。
8月末までは4時間だけの授業で通常よりは短縮されているそうです。
授業中はマスク着用ですが、エアコンが効いている為暑くはないとの事でした。
ちゃんと換気もしてあり窓は空いているそうです。
夏と言えばプールの授業が楽しみの一つでしたが、
コロナの影響で今年はなしになってしまいました。
夏休みの思い出を聞くとおばあちゃんの家に行ったことでした。
こちらのおばあちゃんはなんとゲーマーで、
平成の時代に人気を博したSPファミコンのドクターマリオがお得意だとか!
ゆいか先生も手も足も出ない程の実力だと話してくれました。かっこいいですね。
そして夏休みの目標をたずねると“算数の分数のかけざんとわりざんを練習する”でした。
短期間の夏休みだった事もあり、自分が思ったように進歩できなかった
と話してくれました。志が高いゆいか先生です。

最後の話題は、昭和の百名水より「富山県 穴の谷の霊水」にいてのお話しでした。
富山県中新川郡上市町黒川地区にあり弘法大師が発見した水場だと言われています。
その後江戸時代に、美濃国の白心(はくしん)法師がこの地で3年3か月修行して以来、
霊場として知られました。 参道から約30m階段を下った谷間に
石像の薬師観音堂があり、そこにまつられた薬師如来像右横から湧き出る清水は、
霊水として万病にきくと信じられ、全国から多くの人が訪れます。
ばんばさんが取材に行ったのが1998年8月10日の事でした。
今から22年前この時代はなんとお水を求めて5時間以上もの列が出来ていたそうです。
ブームとなる発端の出来事が昭和32年に広島県呉市出身の岡本弘真という
女行者さんの発した言葉からなります。この方は6年ほどこの場所で修業をされました。
その時に「この水は八功徳水である(仏教用語、極楽浄土などにあって八つの功徳を
備えている水の事)病に苦しむ人に飲ませて欲しいと」お告げがあったと話しました。
当時はSNSなどが無い時代なのでこの話は口コミで広がりました。
それを広めた方が富山と言えば薬で有名場所ですが置き薬業を営んでおられた
“しおばらさん”という方でした。
因みにこの方は岡本弘真さんからこの水を病の方に飲ませて欲しいと言われた
張本人です。この方は東北地方にお仕事で行かれていたそうで、
その時にこの話をして広まったとようです。
また、水を自力で飲めない方はわざわざ連れてきて飲ませてあげたり、
お風呂にこの水をいれて、入浴させてあげたりしたとも言われています。
それから病に苦しむ方やそのお知り合い、
ご家族などが全国から集まるようになりました。
今は、沢山お水を汲む方の為、リフトが出来たり、道の舗装がされているそうです。
また、コロナ禍もあり以前よりは長蛇の列ではないようです。
さて、水の味ですが超軟水です。
とても飲みやすいお水で何杯でも飲めるとばんばさんは話していました。
水がマシュマロの様だったとも言っていました。
またゲルマニウムが含まれているそうで、
体がハツラツと元気になり体調の改善効果が見込まれるそうです。
また免疫力を向上させる働きもあると言われています。
長い間沢山の方々が修行し、“誰かを助けたい”という素敵な思いで
人気を博したこの“穴の谷の霊水”一度味わってみたいですね。

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1997年の重油事故でボランティアの際に拾った重油付きの石

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『ばんちゃんのコレラジオ キクキク』
毎週土曜日10:00~正午まで放送中!