番組への
メッセージ

2021年10月1日(金) 寺谷一紀の千里の道は世界へ通ず

皆さま、こんにちは!
「寺谷一紀の千里の道は世界へ通ず」アシスタントの道越裕海(みちごえゆう)です。
第一金曜日「体のことは千里に聞こう」です。
スタジオには、阪急南千里駅すぐ済生会千里病院より泌尿器科主任部長の今津哲央先生にお越しいただきました。
今回のテーマは「おしっこが間に合わない!過活動膀胱」のお話です。
過活動膀胱とは、排尿に関する症状(症候)群のひとつで、「尿意切迫感」…突然に起こる我慢できないような強い尿意があることが条件となります。
実際に漏れる場合と漏れない場合があります。
また、過活動膀胱は、通常、日中の頻尿と夜間頻尿を伴います。
ただし、同様の症状を呈する局部的な疾患、主には膀胱がんや、各種の膀胱炎、尿路結石などを除外する必要があります。
診断には、①日中の排尿回数 ②夜間の排尿回数 ③尿意切迫感の頻度 ④尿意切迫感を伴う尿漏れの頻度 
この4項目の質問票が用いられます。
この質問から過活動膀胱が疑われても、診断には、前述の通り、同じ症状を来すことのある、他の病気を除外しなければなりません。
病因として、過活動膀胱は、膀胱が無意識に収縮する、排尿筋の過活動状態との意味合いですが、その病因は様々で、大きく、神経因性過活動膀胱と、非神経因性過活動膀胱に分けられます。
神経因性は、脳血管障害、パーキンソン病、脳腫瘍、脊髄損傷、多発性硬化症、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症など。
非神経因性は、前立腺肥大症、加齢、女性の骨盤底の脆弱化、特発性など。本当に原因は様々ですね。
では、どのような治療をしていくのか、骨盤底筋トレーニングを毎日行う、行動療法や、薬物療法があるそうです。
排尿に関する症状、気になる方は、病院を受診しましょう。隠れた病気が潜んでいるかもしれません。
今回もリスナーの皆様からたくさんのご質問を頂きました。皆様ありがとうございます。今津先生にひとつずつ丁寧にお答え頂きました。
次回このコーナは11月5日。テーマは、「怖いのに身近に潜む不整脈~心房細動~」です。
以前にもお越しいただきました、済生会千里病院、循環器内科主任部長の廣岡慶治先生にお越しいただきます。
ご質問や、体験談など、皆様からのご質問をお待ちしております。
質問の締切は10月29日(金)までとなっております。
FAX:06-6832-8370
メール:nocorin@senri-fm.jp
又は、番組表のQRコードを読み取り、専用の質問フォームもぜひご利用ください。
皆様からのご質問お待ちしております。

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道越裕海のtalk to youは、以前番組放送内で
寺谷さんと二人で疑問に思った…「果物と野菜の違い」についてお話を致しました。
次回も放送もお楽しみに!皆様からのメッセージもお待ちしております。

FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp

次回の放送もどうぞお楽しみに~!

寺谷一紀さんのホームページ
http://www.terataniichiki.com



『寺谷一紀の千里の道は世界へ通ず』
毎週金曜日15:00~放送中!