皆さま、こんにちは!
「寺谷一紀の千里の道は世界へ通ず」アシスタントの道越裕海(みちごえゆう)です。
今日の世界は、「ドイツレポート第4弾」です。
ドイツへ留学されている、関西大学大学院・ギーセン大学大学院の櫻井志保さんから
第4弾のリポートが届きましたのでご紹介です。
今回は、ギーセン大学に通っていて感じる「理系学生ならでは」のお話です。
私は関西大学では化学を中心とした専攻の修士課程で特定の研究室に所属し、
研究に取り組んでいます。現在は、ギーセン大学にて物理化学分野の
修士課程に属しています。日本では、基本的に一つの研究室に配属され、
4回生から修士課程まで1つ、もしくは似通った研究テーマを継続して扱います。
一方、ここ、ギーセンでは修士課程の学生は特定の研究室に所属する
という形態を取らず、約2ヶ月ごとに研究室を移動し、幅広い研究知識を身につけ、
単位を取得するという仕組みです。その際、化学分野だけでなく、
物理分野の研究室でも研究に取り組みます。
また、物理の授業も履修します。
私が所属している研究機関では物理分野と化学分野が共同研究することも
一般的で分野を超えた繋がりをとても感じます。医学部と研究を行う研究室もあり、
専門領域にとどまらず積極的に連携しているという点はとても魅力的だと思います。
また、各研究室にはPh.D.(ピーエイチディー)やポストドクター(ポスドク)
と呼ばれる研究員の方が一人一人をサポートしてくださいます。
日本でいう博士課程の方です。日本では博士課程は3年間の学生扱いですが、
ここでは4年以上在籍し、給与を含む勤務扱いです。
日本に比べてこの博士課程に進む学生が圧倒的に多いです。
そのため、修士課程で幅広い学問と実験の知識を習得し、博士課程に繋げる
という方針なのかなと個人的には感じています。
私もこの制度に沿って物理の授業を受け、年明けから物理分野で研究をしています。
このような形態は海外では一般的であるかわかりませんが、
日本の大学との差異を実感し、短期間でも様々な経験ができると思っています。
とリポート頂きました。
日本とドイツの大学では、こんなに違うものなのですね。
留学を考えている方にはとても勉強になるお話ですし、逆にこの事を知って、
留学したいという希望者が増えるといいですね。
櫻井さんの、ドイツ滞在期間もあと1ヶ月だそうです。
残りも充実した日々を過ごして頂きたいですね。
いつもリポートありがとうございます。
道越裕海のtalk to youは、今年のトレンドカラーについて…
2021年は、「濃いグレー」と「黄色」この2色使いがトレンドですよ。
そして、「白」もトレンドカラーになります。
白いワイシャツに、濃いグレーのジャケット、ネクタイを黄色など…
この3色をぜひ楽しんでください。
番組では皆様からのメッセージお待ちしております。
FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp
寺谷一紀さんのホームページ
http://www.terataniichiki.com
『寺谷一紀の千里の道は世界へ通ず』
毎週金曜日15:00~放送中!