2021年2月6日(土)ばんちゃんのコレラジオキクキク

こんにちは(‘ω’)ノアシスタントの桜山結子（さくらやまゆうこ）です。

最初の話題は、「日本料理は水の料理である」についてでした。
ミシュラン3つ星和食料亭「菊乃井」三代目主人、日本料理人村田吉弘さんが
福井県の高校で一週間出張授業をする番組を
ばんばさんが見たことから話になりました。
毎週お届けしている“名水”にも通じる所があります。
番組内では子供達に、
学校近くの滝に流れる名水・瓜割の滝で炊いた福井産の米を作り
それにちょっとの塩だけ付けて出しました。
実は、瓜割の滝は料理界では有名な料理にあう名水だそうです。
日本料理は敷居が高そうな感じしますが、素敵な素材に溢れた国に生まれ、
小さい頃から日本料理に親しんでいる事も教えたそうです。
なぜ村田さんがその様な事を話したかというと、
実は若い頃フランス料理の道に進もうとしていました。
実際にフランスに行き修行している時に、
街で見たことのない離乳食を目にします。なんと羊の脳で作った料理でした。
その時に子供の時からこんな料理に親しんだ人たちには勝てない
と思い日本料理人なる事を決意しました。
私達は恵まれた環境にいる事をつい忘れ当たり前だと思ってしまう事があります。
そして世界遺産にもなった日本料理は“水”が支えているのだと改めて気付けました。

続いて、キッズ先生に聞くのコーナー
「中学年3生たなかりほ先生」でした。
最初に、なんでもできちゃうりほ先生の一番の特技から聞きました。
答えは、“絵を描く事”でipadを使って
大好きな鬼をテーマにした漫画の絵を描いているそうです。
因みになぜこの漫画がなぜ好きか聞いてみると
“それぞれにキャラの個性が凄いから”だそうです。
描いた絵はSNSにアップして発信もしているそうです。
次にコロナが落ち着いたら行ってみたい所を聞いてみました。
“北海道にスキーに行きたい”と速攻で答えがきました。
コロナ前までは毎年家族で行っていて、ニュースでスキー場がガラガガだと聞くと
とても行きたくなると言っていました。それとお友達と“カラオケ”に行きたいそうです。
もうすぐ卒業するので別れちゃうお友達との思い出作りに行きたいそうです。
よく歌う曲は“米津玄師”さんです。
そして、いよいよ今年の春からは高校生になるりほ先生、
その“高校生に対するイメージ”を聞いてみると“自由”という回答でした。
行く予定の高校は、制服や厳しい校則がなく修学旅行は自分達で決める事ができる
個人を尊重するような学校のようです。
また高校に行っても生徒会で活躍をしたいと言っていました。
それと高校生になったらコンビニのアルバイトも経験したいそうです。
とても春が楽しみな気持ちが伝わるお話でした。

最後の話題は、名水「弘法池の水」にいてのお話しでした。
白山市釜清水町にあり白山市の天然記念物にも指定されています。
弘法池の水は、全国でもめずらしい
「おう穴（穴に入った石が水の流れで回転することによってできた、
　急流河川ならではの大きな穴）湧水」と呼ばれるタイプの湧き水です。
水が湧き出している岩の形が釜に似ていることから、
「釜池」「釜清水」とも呼ばれています。
この弘法池の水は住宅街にひょっこりあるような名水です。
直径約75㎝、深さ約2ｍ　1年を通して1日の湧水量は約30㎥、温度15度ほど、
実際にのんだばんばさんの味のレポートでは、とにかく“うまい”の連呼が凄かったです。
これまでの名水の中で一番美味しいと言っていたような気がします。
それに、癖がなく、ほんのり甘みを感じるお味だそうです。
さて、“弘法池の水”というのは
あの弘法大師（真言宗の開祖、空海）とゆかがあり伝説が残っています。
昔、旅の僧がこの辺りの民家を訪れ、「水を一杯もらえないか」と頼みました。
その家の老婆は僧侶の頼みを聞いて、遠く手取渓まで水を汲みにいき
僧侶に水を振舞いました。実はその付近にはいい水場がなかった為
遠くに行ってきました。老婆がわざわざ遠くまで水を汲みにいったことを聞いた僧侶は、
老婆に深く感謝しました。そして、老婆へのお礼にと、錫杖で岩を叩くとそこに
釜のような形の池が湧き出しました。この僧侶こそ弘法大師だったそうです。
実はこの様な弘法大師が杖を突いて水を出したという伝説は
全国に数多く残っています。
弘法水について研究した立正大学の河野忠教授によると伝説は3千以上あるそうです。
その中でも近畿地方や生まれた場所とされる四国地方は数が多く
逆に日本海側（新潟、富山、石川を除く）にはあまり見られないようです。
また、これだけのエピソードがある中で名水百選ではこの弘法池の水のみに
“弘法”と名前が付けられているようです。
ばんばさんが最も美味しいを連呼し、偉大な弘法大使の名前が付いた水、
一度飲んでみたいです。