こんにちは(^_-)アシスタントの桜山 結子(さくらやま ゆうこ)です。
最初の話題は、「山火事で変わる生態系」についてでした。
ここ数年世界では大規模な山火事が報じられる事がしばしば。
日本でも毎年1,000~2,000件程度発生しているようです。
それによって自然や動物達また人も多くの犠牲が出ています。
山火事の原因は “自然発火”があります。
これは乾燥が進行すると落ち葉や空気中の水分が失われ、
枯れ葉は風などでお互いが擦れあうことで摩擦を起こし、火がつきます。
それに加えて地球温暖化による気温の上昇や、
気候変動による異常少雨や干ばつなどで乾燥化が起こりやすくなります。
そして山や森林などで起こした焚き火や火入れ、
放火、たばこの不始末などで起こる“人為的要因”も多くあるようです。
山火事が発生した後動物や虫たちは驚くべき行動をとっていました。
火災発生から数時間後に熱センサーで焼けた木を
数キロ先から感知出来る“ナガヒラタタマムシ”という虫が
その木に穴を開けて卵を産みます。
その数か月後に“セグロミユビゲラ”という鳥がタマムシの幼虫を食べ
次の春まで子育てをします。
そしてその鳥の巣が使われなくなると小動物や他の鳥たちの隠れ家になります。
これを4~8年繰り返して次の焼けた森に移動するようです。
小さな虫から始まりやがて元の自然を作り出すとても壮大な事が起っているようです。
続いて、パワースポット紹介 京都「地主神社」について。
清水の舞台を出ですぐ左手、えんむすびの神様として知られ、
創建時期が不明なほど京都屈指の歴史ある神社です。
朱色に塗られたとってもきれいな本殿・拝殿・総門・境内地が
国の重要文化財指定で世界遺産となっています。
地主神社は他の神社とは少し違ってアトラクション感覚で
お願い事が出来ちゃう貴重な場所です。
その中でも老若男女色んな国の人がやっているのが“恋占いの石”です。
10メートルほど離れてたつ、ひざの高さほどの2つのご神石、
片方の石から反対側の石に目を閉じて歩き、
無事たどりつくことができると恋の願いがかなうというものです。
一度でたどりつければ恋の成就も早く、二度三度となると恋の成就も遅れ、
また人にアドバイスを受けた時には人の助けを借りて恋が成就すると言われます。
神社のパワーをよりいただくには
参道の美味しいものを食べるとよいと言われています。
地主神社までの道には京都のお漬物をバイキング形式で
楽しめちゃうお店や和スイーツなど満載です。
今度自由に移動が出来る様になったらまた行ってみたい場所です。
最後の話題は、百名水「猿庫の泉」についてのお話しでした。
長野県飯田市の北西にそびえる風越山の山麓、
天竜川水系円悟沢に湧出している泉です。
昔から茶の湯に適することで知られ、
応永年間(1394年~1428年)には茶道を極めた城主がいたとされる記録があったり、
文化文政(1804年~1830年)には、時の飯田城主掘公が城内に数奇屋を建て、
家来達に毎朝馬を駆けさせて水を汲ませにやり、
この水で茶の湯を点てたという話も残っています。
この泉を一躍有名した人物が茶道家の不蔵庵龍渓宗匠です。
江戸時代後期に弟子たちと共に
30年もの時間をかけ地道な努力の甲斐あって見つけ出しました。
その味をばんばさんに聞くと、抵抗のない味、直ぐに体に染み込む何杯でも飲めちゃう、
何かを引き立てるものだったそうです。
これまでの名水紹介では、水にはそれどれ個性のある味が存在する
と言われていましたがこの名水は逆にレアの様です。
そんな名水も時を経て、草が生い茂る寂しい所になってしまいました。
しかし昭和23年に地元飯田市出身の矢沢邦彦さんが
文部省の委託により教科書の編集に携わった際に
自身が書いた“猿庫の泉”が掲載されます。
これがきっかけで全国的に知られるようになり周辺の整備がされ
数年後には“猿庫の泉保存会”が誕生しました。
今では東屋や茶室が整備され、
5月~10月までの休日には猿庫の泉保存会が主催する野点が行われているようです。
古の時代から名水として知られていた猿庫の泉は
その魅力のおかげで何度も色んな人の力によって脚光を浴びる事になります。
お茶を引き立たせる名水猿庫の泉一度お点前いただきたいです。
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