今週もお聞き頂きありがとうございました。
「命どぅ宝」という言葉をご存知でしょうか。
沖縄で戦前から使われていて「命こそ宝」という意味があります。
現在は、反戦平和運動に用いられることが多いのですが、
今週は命どぅ宝という言葉について、
改めて考えさせられるようなニュースがありました。
うるま市内のうるま記念病院で
新型コロナウイルスの大規模クラスターが発生し、
69人の方が亡くなりました。
クラスターによる死者数としては国内最大規模です。
8月19日の琉球新報には、宮古島市の座喜味市長が、
「来ないでほしい」と来島中止を強く求めたという記事が
掲載されていました。宮古島は直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が
東京都の2倍近くとなり、医療体制もひっ迫しています。
一方で、沖縄県内経済団体は、
PCR検査で陰性の証明とワクチン接種証明を申告した観光客に対して、
観光・飲食施設で特典が受けられるブルーリストバンドを進呈するという
「オキナワブルーパワープロジェクト」。
石垣市はPCRまたは抗原検査陰性証明、ワクチン接種証明を申告した観光客に、
「あんしん島旅プレミアムパスポート」を発行するなど、
観光誘致ともとれる取り組みをしています。
感染対策と経済活動のどちらも大切ですが、
これだけ多数の感染者や死者が出ているのを見ると、
「命どぅ宝」の意味をもう一度考え直す時期に
来ているように思います。
先月から30周年を迎えたネーネーズの曲をお届けしています。
今日はネーネーズのセカンドアルバム「YUNTA」から、
「汗水節~県道節」と「国頭サバクイ」を聞いて頂きました。
汗水節は1929年に作曲された社会奉仕を説く教訓歌です。
県道節は安い賃金でやっていられないという内容の汗水節とは正反対の歌です。
2曲目に聞いて頂いた国頭サバクイは、
首里城の造営の時に国頭の山から切り出された巨木を
運ぶ時に歌った歌。サバクイは役人の総称で、伐採した木の検査や
運搬の指揮にあたっていました。
国頭村奥間には、国頭サバクイの碑があります。
自宅で過ごす時間が増えた方も多いと思いますが、
どのように過ごしておられますか。
インテリアへのこだわりや緑に癒やしを求める人が増えているようで、
沖縄県内に9店舗あるホームセンター大手のメイクマンでは、
2020年度の観葉植物の売り上げが前年度比で37%増加したそうです。
沖縄好きの方は、ハイビスカスやブーゲンビリアを育ててみてはいかがでしょうか。
パーソナリティーの右見さんの自宅では、8月16日に今年初めての
風鈴仏桑華が咲きました。
花が咲くと写真を撮る楽しみも増えますね。
それ以外のおうち時間の楽しみ方としては、
ライブカメラを見てみるのもおすすめです。
日本全国いろいろな場所にライブカメラがありますが、
沖縄にもたくさんあります。
その中から、今日は4つ紹介します。
<琉球新報社から国際通りに向かって>
<RBC那覇空港>
<恩納村ムーンビーチ前>
<石垣島730交差点>
次に旅行に行く機会を楽しみに、
自宅でライブカメラを見て楽しんでみてはいかがでしょうか。
8月19日の琉球新報に、セブン―イレブン沖縄が
2019年7月の県内進出から2年で100店舗を達成したという記事が
掲載されていました。
写真は19日にオープンした那覇市 琉球新報天久ビル店です。
同じ日に今帰仁村にも今帰仁平敷店が開店しています。
セブンイレブンは2024年夏までに250店舗の出店を目標としています。
沖縄にはその他のコンビニは、ファミリーマートが329店、
ローソンが250店あります。
帝国データバンク沖縄支店の調査によると、
沖縄の人口10万人当たりの店舗数は今年5月時点では
42.3店の全国31位ですが、
セブンイレブンの目標である250店舗で計算すると
東京などを抜き、全国2位となるそうです。
〈今週の曲〉
M1 汗水節~県道節 / ネーネーズ
M2 国頭サバクイ / ネーネーズ
M3 7月エイサー / ネーネーズ
番組では、皆様からのメッセージをお待ちしています。
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『沖縄へいこう』
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