みなさん こんにちは
SENRI・STREET 水曜日を担当させていただいているもりふみこです
今週もお聴き下さりありがとうございました
1月19日の放送では
子供達に是非読んでもらいたい
防災絵本をご紹介しました
1月17日は
阪神淡路大震災から27年目の日となりました
私は当時大阪の実家で地震にあったんですが、
今までに経験したことのない地震でしたね
それまでも、それ以降も、
あの地震以上のものは、私は経験したことがありませんでした
あの頃は余震も頻繁に起こっていて、すごく怖くて、
自分の部屋で寝ることが出来なくて、
長い間両親が寝ている部屋に行って、
置いてあるこたつに入って寝ていました
寝る時はパジャマとかではなく、
いつでも逃げれるように普通の服を着て寝ていたことを思い出します
神戸に住んでいて、当時被災した友人に、2、3年前なのですが、
当時の話を聞きましたが、話を聞いた後、
友人にかける言葉がみつかりませんでした
それほど神戸の人達にとっては、
今でも深く心に残っている出来事なんですよね
ですがそんな神戸の町でも、市民の間では震災を直接経験した人が、
年々少なくなってきているそうなんですよね
南海トラフ地震がいつ来てもおかしくないこの時代に、未来ある子供達に、
防災の大切さをわかりやすく知ってもらえたらいいなぁって思っているので
今日は私のおすすめの絵本を紹介したいと思います
その絵本とは
『地震がおきたら』という絵本です
全国学校図書館協議会の選定図書にも選ばれている絵本なんです
この絵本の原案を考えられたのは、阪神淡路大震災を経験された、
神戸市の現役の消防士さんなんですね
どうやったら いざという時に
子供達が自分達でどういう行動をとればいいのか、
自分で自分の身を守ることが出来るか、
ということを伝えることが出来るのだろうと悩まれて、
そして絵本にすることにされたそうなんです
その消防士さん曰く、1番怖いのは人ごととして思うことで、
自分ごととして考えて、普段から備えておくことが
とても大事なんだそうです
絵本の中には、いざという時に子供達がどのようにしたら
自分の身を守ることが出来るかとか、
どのようにしたら他の人を助けることが出来るかとか、
周りの人の助けになることが出来るかとか、
あと避難所に行った時にはどのように行動すべきかとか、
津波が来たらどのようにしたら自分の身を守ることが出来るかなど、
小さな子供さんから大人まで、わかりやすく書かれているんですね
対象としては小学生の低学年向きなのですが、
この絵本をよく読み聞かせていた当時の私の娘達は、
その頃は小学3年生、中学1年生、高校2年生だったのですが、
読み聞かせすると、3人とも真剣に聞いてくれていました
2018年に大阪府北部地震があって、
その後も何回か地震が続いてたんですが、
その地震が起きた日に私が家に帰ると、
この絵本がポンとテーブルの上に置いてあったんです
後で聞いてみたら、地震の後、絵本を取り出して、
3人で見ながら行動をして、私の帰りを待っていたというんです
ああ こういう時にも、この絵本は役にたつんだなって改めて思いました
またある時、神戸の消防団の方が、
私の娘の通う小学校にこの絵本を寄贈してくださったんですね
娘の担任の先生が早速次の日にクラスで読み聞かせをしてくれたんです
その日の娘の連絡帳には先生からこんなコメントが書かれていました
この絵本は一度読んであげるだけではダメですね
繰り返し読むことが大切だと思うので、自分もこの絵本を買って、
いつでも教室で子供達に見てもらえるようにしますと
ちなみに後輩もこの絵本を買うと言ってますと書かれていました
私が絵本を寄贈したわけじゃないんですけど、
ただ窓口になっただけなんですが、
こんな風に言ってもらえてすごく嬉しかったです
知ってるってことは凄い強みになると思うんですよね
知ってるか知らないかでは、
その時にとるべき行動が違ってくると思うので、
神戸の子供達だけではなくて、
大阪の子供達にもこの絵本 『地震がおきたら』を手にとって、
読んでもらって、自分で自分の身を守る方法を、
自然に身につけてもらえたらいいなぁって思います
今日は防災絵本
BL出版『地震がおきたら』をご紹介しました
それでは
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たくさんお待ちしております
SENRI STREET水曜日担当
もりふみこでした
『SENRI・STREET』
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