番組への
メッセージ

2022年11月12日(土) 蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて

新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」
個人的に新海監督作品の中で1番好きな世界観でした。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる扉を締めていく少女・すずめの成長を描いた希望の物語です。
“閉じ師”の青年・草太は謎の猫に小さな椅子へと姿を変えられ、すずめと共に扉を閉める旅に出ます。
謎の猫は何者なのか?
すずめの草太への淡い恋も盛り込んで、閉じるべきものを閉じ、次へ進むことを描く新海ワールド!オススメです。

瀬戸内寂聴、作家・井上光晴とその妻をモデルにした小説「あちらにいる鬼」の映画化で、著者は井上光晴夫妻の長女・井上荒野。
瀬戸内寂聴が出家するきっかけとなった道ならぬ恋が描かれています。ドロドロ感というよりも特別過ぎる奇妙な3人の関係性に焦点を当てた作品だと思いました。
寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子の演技が光ります。

やっと買ったマイホームのマンションが突然起こったシンクホールの穴に落ちていく韓国発のパニック映画「奈落のマイホーム」
ごく普通の人々が、その危機からどう脱出しようとするのか!!韓国ならではのコミカルさと家族愛に溢れた作品で、見応え100%!是非、大画面で観て下さいね!

「ドント・ウォーリー・ダーリン」は、タイトルから想像もつかない作品でした。
貧困から逃げたい!苦しみのない幸せに満ちた理想の生活がしたい!が、こんな世界を作ってしまったのか!?という、見終わった後、やるせなさを感じてしまいました。
幸せに暮らす妻アリスはある日、隣人が赤い服を着た集団に連れ去られた所を見てしまったことから、精神が不安定になり全てに疑問を持つようになる。現実か悪夢か!?
アリスの違和感を共有しながらご覧下さい。

「ランディ・ローズ」
80年代に活躍し25歳で亡くなった天才ギタリスト、ランディ・ローズのドキュメンタリー映画です。
ロックが苦手な私ですが、彼の天才的な音楽に触れ、引き込まれました。
貴重なライブ映像・本人の肉声、家族や同年代に活躍したミュージシャンの証言を交えながら、ランディ・ローズの音楽に対する真摯な姿が伝わってきます。
全音楽ファン必見です。


映画誘人: 蕭 秀華



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E-mail :nocorin@senri-fm.jp

『蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて』
every Saturday pm3:00-pm4:00 O.A