番組への
メッセージ

2023年10月14日(土) 蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて

2016年に実際に起きた障害者施設殺傷事件を元に書かれた辺見庸の小説「月」を石井裕也監督・脚本によって映画化。
大胆にアレンジされたフィクションですが、制作者そして俳優陣の覚悟が直球で伝わってきます。
心が折れそうになるほどの重い内容と映像描写。”生きる“とは?!人間の尊厳を問いかけてくる衝撃作を、目を背けることなく挑んで頂きたい作品です。
ラストには一筋の光が見えますので安心してご覧下さい。

岩井俊二監督の原作「キリエのうた」を自身で監督し脚本を書き上げ、盟友の小林武史の音楽で完成させた音楽映画。
独特な声と雰囲気を持つアイナ・ジ・エンドが映画初出演にして主役のキリエを演じています。共演に松村北斗、広瀬すず、黒木華。
13年間の出会いと別れを、キリエの歌が繋ぐ4人の物語。
これぞ《岩井ワールド》!どっぷりと浸って下さい。

内モンゴルの草原を舞台に認知症の母とミュージシャンの息子が、母親の思い出の木を探す旅に出るロードムービー「草原に抱かれて」
認知がすすみ徘徊し始める母と自分の体を縄で結ぶ息子。
原題は「臍緒 The Cord of Life」。
臍の緒が生と死を表現しているかのようで、原題を念頭に置いてご覧頂くと、さらに作品の深みを感じて頂けるはずです。
雄大で壮大な内モンゴルの風景と共に親子の旅を見守って下さい。

春画の研究に没頭する変わり者の先生と、春画に見せられた弟子との偏愛ラブストーリー「春画先生」は、新感覚で面白かったー!!
日本史上初、無修正の春画が登場!!春画の見方や奥深さを知る事がでるのも魅力です。
内野聖陽・北香那の師弟関係、共演の柄本佑、安達祐実も個性が強くて笑ってしまいました。
R15+作品。

TVドラマ「ゆとりですがなにか」が現代社会の要素をふんだんに盛り込んで映画版「ゆとりですがなにか インターナショナル」として帰ってきました。
岡田将生・松坂桃李・柳楽優弥はじめ、レギュラー陣を揃え、TV版に引続き宮藤官九郎の脚本・水田伸生監督が贈る新世代コメディを楽しんで下さい。


映画誘人: 蕭 秀華



番組へのメッセージはこちらまで!!
FAX:06-6832-8370
E-mail :nocorin@senri-fm.jp

『蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて』
every Saturday pm3:00-pm4:00 O.A