借金に追われ、休みもなく免停寸前のタクシードライバー・シャルルが、パリの裏側にある施設に入居する92歳の女性・マドレーヌを送り届けるまでのドライブ物語。
「パリタクシー」
マドレーヌの「寄り道をしてほしい」と頼まれるごとに、彼女の数奇な人生が回想されていきます。
まるでパリを観光しているような気分にも浸れます。
フランスを代表する大人気のコメディアン、ダニー・ブーンと国民的シャンソン歌手であるリーヌ・ルノーの茶目っ気ある演技、次第に深まる絆から生まれる感動のラスト!
フランスらしいウイットに富んだ、そして心に染み渡る作品です。
20代でガンを発症した、看護師の鈴木ゆずなさん自らが企画したドキュメンタリー映画「ケアを紡いで」
ありのままの自分を、そして現代の医療・社会制度の問題点、人との繋がりを大宮浩一監督が橋渡し役として、ゆずなさんのメッセージを直球で伝えています。
心身のバランスを崩し表舞台から姿を消していたブレンダン・フレイザーの復活作となった「ザ・ホエール」
本年度アカデミー賞で見事、主演男優賞を獲得しました❕
同性の恋人を亡くしたショックから、過食で272キロの体になってしまった余命わずかな男・チャーリーが、疎遠になっていた娘との絆を取り戻そうとする5日間が描かれています。
ワンシチュエーションの室内劇で主要人物は5人。
宗教的なエッセンスとチャーリーと娘を結び付ける名作「白鯨」を盛り込み奥深い作品に仕上がっています。
心をえぐられる作品でもありました。
「みんな生きている 二つ目の誕生日」
20代の時に白血病と診断された俳優の樋口大吾は現在40代。
当時、骨髄移植によって命が助けられた自身の経験をもとに、企画・原案・主演を務めたヒューマン・ドラマです。
前半は自身の闘病生活の不安・死への恐怖が、後半は骨髄移植のドナーと、その家族の姿を丁寧に描くという、今までにない両者をきっちり描いたリアルな医療作品になっています。
映画誘人: 蕭 秀華
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『蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて』
every Saturday pm3:00-pm4:00 O.A