こんにちは!SENRI・STREET 月曜日担当の本田かおりです。
13回目の放送はいかがでしたか。
「こんなのみぃつけた」のコーナーで、「吹田の防災について」をご紹介いたしました。
1月20日のオープニングでもお話ししましたが、1月17日で阪神淡路大震災から30年経ち、その後もいくつか未曽有の大災害に見舞われました。
2018年6月18日の大阪府北部地震が、体験された方も多いし記憶に新しいと思います。
ここで、今一度防災について考えていただこうと、吹田の防災についてお話ししたいと思います。
昨日、吹田市一斉合同防災訓練が行われましたが、参加されましたか?
私は、地区で防災サポーターをしているので、参加してきました。
避難所となる会場の小学校で、避難所設営のシミュレーションをしたり、防災について今一度確認したりしました。
各地区でも、いろんな取り組みをされたと思います。
災害が起こった時、自宅避難ができればいいのですが、それもできないときはお住いの近くの避難所へ行かれるかと思います。
近くの避難所を、市の防災ブックやホームページで日ごろから確認しておくのは大切です。
もちろん、ハザードマップも確認しておいてください。
食糧を備蓄したり、避難することを想定して日ごろの備えも必要ですが、個人としてできる範囲は限られています。そこで行政に頼らざるを得ない場合があります。吹田市にはいくつかの防災に関する取り組みがあります。
今回は、主な4つの取り組みをご紹介します。
一つ目は、危機管理センター(通称:EMC)
令和5年(2023年)4月に、市役所に完成しました。被災状況や避難所、物資などに関する情報をまとめて、素早い対応ができるようになりました。
様々な災害が市で起こった時に、「災害対策本部」や「災害対応オペレーションシステム」を瞬時に立ち上げ、危機管理室と一体化した素早い対応ができるように、災害対策機能のワンフロア化・常設化を行ったとのことです。
二つ目は、吹田市総合防災センター(通称:DRC Suita)
令和6年(2024年)4月に運用開始しました。
災害時には施設の一部を自衛隊や国、全国の自治体などの支援者の活動拠点として運用し、危機管理センターと連動した市北部の災害対応拠点となります。
また、危機管理センターが使用できなくなった場合のバックアップ機能を有する施設としても位置付けられています。
この施設の中には、北大阪消防指令センターがあり、豊中市、吹田市、池田市、箕面市、摂津市の5市で共同運用しています。共同運用することにより、広域災害・大規模災害への効果的な対応や、人員配置や施設、車両などの効率的な運用ができスピーディーな相互応援出動ができます。
三つ目は、物資の備蓄
Panasonic Stadium Suitaの観客席の下が備蓄倉庫になっていて、全国から届く支援物資を荷捌きする拠点にもなります。ここから、災害時の物資の供給を行います。
ダンボールベッド等、避難所に必要な物品を多数備蓄しています。
その他、市内6か所に備蓄倉庫の整備を進めて地域に素早く物資が届くような工夫もされています。
四つ目は、近隣市町村や民間企業との協力
これは、災害時応援協定といって、
・物資、飲料の提供・応急対策業務・燃料供給・災害廃棄物の収集運搬・資機材レンタルの協力・災害に強いまちづくりにおける連携など90以上の協定を締結しています。
これを踏まえて、ご家庭でも災害が起こった時にどう行動するのか、話し合ってみるのはいかがでしょうか。
防災情報をまとめた「防災ブック」を活用して、災害情報を確認してくださるといいなと思います。防災ブックは、ホームページからダウンロード、もしくは危機管理室の窓口でも配布しています。
ご参考になさってください。
今回は、「吹田の防災について」をご紹介させていただきました。
来週の放送も、お楽しみに!