2024年10月19日(土)蕭秀華のちょっといいcinemaにのせて

映画スタジオ《A24》が初めての分野に挑戦した『シビル・ウォー　アメリカ最後の日』
近未来にアメリカが内戦状態に陥っている内容に衝撃が走りました。4人のジャーナリストが14ヶ月一度も取材を受けていない大統領に単独インタビューをするため、ニューヨークからワシントンD.Cのホワイトハウスに車で向うロードムービー。戦場化した道中、4人は恐怖と狂気に飲み込まれていきます。
あまりにもリアルな臨場感に自分自身が映像の中に放り込まれた錯覚に陥りました。

『五香宮の猫』
ニューヨークから瀬戸内の風光明媚な岡山県牛窓に、ご夫婦で移住した想田和弘監督。
猫神社として知られている五香宮に住み着く野良猫たちを追いながら、牛窓で生きる人々のコミュニティ、五香宮を訪れる人々が自然に発する言葉を紡ぎ出し、自然と動物と人間とが、これからどう共存していくべきかを問う作品です。

韓国発のサスペンス・スリラー『破墓/パミョ』
本国で大ヒットし、世界133ヶ国での公開が決定した超話題作です。巫堂(ムーダン)・風水師・葬儀師が合流して、謎めいたお墓の恐ろしい秘密を掘り返す物語。ベテラン俳優のチェ・ミンシク、ユ・ヘジン。若手のキム・ゴウン、イ・ドヒョン。新旧の俳優がタッグを組んでお墓の謎に迫ります。

甲斐さやか監督５年ぶりの作品となる『徒花　Adabana』
最新技術を使った延命治療が国家によって推進されるようになった近未来。上流社会の人間が病に侵された時に提供される”それ”とは何なのか？！
無機質な映像に、得体のしれない恐さを感じるのは私だけでしょうか。日本・フランス合作映画。

『ソウX』
”ソウ“シリーズの中で最高レベルの恐怖を体験しました。
１作目と2作目の間に位置する物語でジグソウにとって最も個人的な、知られざるゲームが展開します。この人を怒らせたらダメでしょう！！
肉体的にも精神的にも心底、震え上がりました。