こんにちは!SENRI・STREET 月曜日担当の本田かおりです。
3回目の放送はいかがでしたか。
「こんなのみぃつけた」のコーナーで、「水道いどばた会議」についてお話ししました。
吹田市では、市民の皆様が毎日の生活に欠かすことができない「水」への関心を高め、地域の水道として大切に思っていただけるよう、「市民の皆様といっしょに水道を考える」取組として「水道いどばた会議」を実施しています。
「水道いどばた会議」とは、おおむね10名以上の集まりを対象に水道部職員がお伺いし、吹田市水道事業の現状と課題、取組状況などについて分かりやすく説明し、水道の未来について一緒にお考えいただこうとするものです。
今回私は、山二地区公民館で開催された「水道いどばた会議」に参加してきました。
水道部の職員の方が、広報用動画を視聴しながらいろいろな説明をしてくださいました。
今、吹田市水道事業が抱えている現状と課題、災害対策の取り組みについてわかりやすく解説を交えてのお話がありました。
広報用動画「このまちの水の未来を考える」では、じゃ口をひねれば、あたりまえに水が出る「水道」。そのあたりまえを守り、次世代へと引き継いでいくために水道部が取り組んでいることを「じゃ口の向こう側」で働く職員の思いとともに紹介してくださいました。
吹田市の現状は、人口の増加が著しくそれにつれて水道の老朽化も進んでいて、施設整備や水道管の工事などに係る費用は10年間で337億円と厳しい現状にあります。
吹田市が制定する「すいすいビジョン2029」では、基本方針として安全・強靭・持続・地域の四つを掲げています。
水道事業は、市町村が経営し水道法にのっとり進めています。
税金の投入なく、すべて水道料金でまかなっているとのこと。
吹田市における配水量は、年間パナソニックスタジアム93杯分で、一日11万トン。これは25mプール約410杯分に相当するとか。
水道管の管路延長は吹田市から熊本県までの距離に相当します。
どこからお水をとっているかというと、淀川の水と2か所の地下水だということです。
吹田は淀川の水だそうです。
水道を利用する人の数を給水人口と呼びますが、給水人口は増えていますが給水量は減少しているとか、それは節水が進みトイレや食洗器など家庭の機械の導入が主な原因とのこと。それにより、水道料金の収入が減ることになります。
水道管の老朽化により新しく更新するのに、お金がかかります。
水道料金でまかなっている水道事業は、財政がひっ迫してくるのは目に見えています。
この状況を打開するために、令和2年度(2020年)に水道料金を値上げし運転資金残高15億円以上を維持する見通しが立っているとのことです。
ですが、.持続可能な水道事業経営に向けて効率化・健全化のための様々な取り組みを通して、水道料金を3年から5年の周期で検証するとともに、コスト削減やサービスの向上に努め、市民理解が得られるよう丁寧に説明したうえで必要に応じて見直しを行うそうです。
財政を健全な状態で引き継いでいかなければならないと、話されていました。
水道料金収入については、単価を上げていかなければなりませんが、水道をたくさん使うのではなく、節水をするのはいいことで、水を作り出すのにも環境に負荷がかかるのが理由です。
そのほか、質問などで出た内容としては
災害時の給水拠点はどこですかとの質問に、吹田市は45か所あり、山二地区公民館のある千里丘地区は山田配水場があります。
配水方法は、約2000リットル入る給水車が2台配置されていて、給水車から1000リットルの給水タンクへ移し替えるのに一時間もかからないそうです。
災害時は、自衛隊や他県・他市の応援体制があるとのことです。
水道管の材質は何ですかとの質問では、ダクタイル鋳鉄管を使用しているとのこと。
古い水道管から新しい水道管へ、取り換えを進めているとのことです。
上下水道の計画は、協議会で調整しながらやっているそうです。
あと、下水道に関することは水道局ではわからないので下水道局に問い合わせてくださいとおっしゃっていました。
参加者の方々も、水道についていろいろ知ることができましたと話していました。
蛇口をひねると当たり前に出てくる「水」ですが、たくさんの人々の思いと努力が載せられていると改めて感じました。
「水道いどばた会議」の実施をご希望されるグループ・団体の方は、吹田市のホームページや市報すいたでの実施概要をご確認の上、水道部企画室の担当へお申込みください。
今回は、「水道いどばた会議」をご紹介させていただきました。
来週の放送も、お楽しみに!!