こんにちは!SENRI・STREET 月曜日担当の本田かおりです。
6回目の放送はいかがでしたか。
「こんなのみぃつけた」のコーナーで、「1970年大阪万博ユニホーム・コレクション」について」についてお話ししました。
ただいま、万国博記念公園内EXPO‘70パビリオンでは、2025年2月28日まで「1970年大阪万博ユニホーム・コレクション」が開催中です。
EXPO‘70パビリオンは、70年万博では「鉄鋼館」として開館していました。
その後、博覧会の記念館として整備し2010年3月13日にオープンしました。
2023年8月11日に別館がオープンして、常設展示で当時を体感できる工夫がなされています。太陽の塔の開催時の「黄金の顔」も見ることができます。
特別展として開催中の「1970年大阪万博ユニホーム・コレクション」を見学してきました。
EXPO’70パビリオンに収蔵されているユニホームを中心に、関連資料・展示品を期間限定公開しています。普段は一般公開されていない模型、展示品、資料、映像などを見ることができます。
入り口に入ると、たくさんの国旗のお出迎えです。
この中には、今はもうない国の国旗も含まれていて、時の流れを感じます。
それから、日本の企業などが出していたパビリオンのユニホームを見ることができます。
中でも、鉄鋼館のユニホームは森英恵さんが、「生活産業館」「タカラ・ビューティリオン」「ペプシ館」はコシノジュンコさんが20代にデザインしたもので、今でも着て街を歩けるのではと思います。
116のパビリオンと関連施設で働く女性たちは「ホステス」と呼ばれ、こだわりの詰まったユニホームに身を包んでホステスとしての誇りを胸に来場者の案内や各種サービスに従事していました。
ホステスは、その存在自体が展示品とされ、例えばアメリカ館では1から7部門の展示に加えてホステスを「8番目の展示」と位置付けていたそうです。
色彩豊かなユニホームは、いわば「世界のファッションショー」と称されて、かのクリスチャン・ディオールもフランス館のデザインを手掛けたり、ベトナム館ではアオザイを着ていたり、華やかな会場を彩っていました。
万国博覧会協会のユニホームも、役割によってさまざまありました。
それらは、デザイン企画コンペによってえらばれたそうです。
今回の企画展では、企画コンペにだされたデザイン画が多数公開されています。
今回初公開だそうです。貴重な資料なので、ぜひご覧になってください。
当時のデザイナーさんたちの、万博に対する熱量を感じます。
デザイン画と写真資料の中に、私自身懐かしいものを見つけました。
万博バンド隊員として、父が出演して着用していたものがありました。
小さいころ、この衣装を着させてもらってはしゃいでいた思い出がよみがえってきました。
展示されている資料の中には、当時の万博の様子も書かれていたりして、改めてすごい企画、イベントだったのだなと思いました。
中には、接遇のこころえや関係者に配布されたたくさんの冊子など、これから開催される万博に通じるものがあり、それも会場に来てじっくり見ていただきたいと思いました。
その時代の最先端の衣装たちですが、今でもファッションの中に取り入れて楽しめる要素が詰まっています。
写真ですが、来年の大阪・関西万博の公式スタッフ用ユニフォームとボランティアユニフォームの展示もありました。
今は、「ホステス」から「アテンダント」と名前を変えてはいます。
ですが、最大限のおもてなしをしていろんな方々をお迎えすることに変わりはありません。
様々な万博に関わってこられた方の思いを、少しでも感じてもらえるといいなと思います。
期間中は予告なく休園する可能性があるため万博記念公園ホームページで確認をよろしくお願いします。中学生以下無料、常設展セットは900円、企画展単独は500円。
営業時間は、9:30~17:00(最終入園は16:30)です。
今回は、「1970年大阪万博ユニホーム・コレクション」をご紹介させていただきました。
来週の放送も、お楽しみに!!