番組への
メッセージ

2024年2月17日(土) 蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて

「ミッドサマー」のアリ・アスター監督の最新作は、やっぱり一筋縄ではいかない作品に仕上がっていました。 
「ボーはおそれている」主演はホアキン・フェニックス。
威圧的な母に育てられ神経症のボーが、ある日突然、母親が亡くなった知らせを受け帰省しようとするのですが、なかなか辿り着けず、様々な不可思議なアクシデントに見舞われる冒険⁉物語。彼の混乱する頭の中を観ている感覚でした。
2時間59分突っ走って下さい。

「ジャンヌ・ドゥ・バリー」
ルイ15世の最後となる公の愛人ジャンヌ。生きる気力を失った国王の希望の光となったジャンヌの自由奔放な人生が描かれています。
マイウエン監督が脚本・自ら主演のジャンヌを演じ、ベルサイユ宮殿での撮影、シャネルの協力を得て、こだわり抜いた18世紀の宮殿物語を再現しています。ルイ15世を演じたジョニー・デップは貫禄ありました。

韓国国内映画祭で25冠を受賞した「フクロウ」
朝鮮王朝第16代王・仁祖の時代。実際に起きた王の息子の“怪奇の死”に、斬新なフィクションとして盲目の鍼師を絡ませた緊張感溢れるサスペンススリラーです。
タイトル「フクロウ」の意味するところは何か!!是非、映画館で確かめて下さい。

三島有紀子監督が47年間向き合い続けた、自身に起きた「ある事件」をモチーフにした”性暴力と心の傷“をテーマにした「一月の声に歓びを刻め」
第3章からなる構成で関連性はないのですが、それぞれが抱える心の傷がえぐり出されています。
カルーセル麻紀、哀川翔、前田敦子。
その熱量を感じ取って頂きたい。

ムロツヨシが兄・吉良上野介の身代わりとなる主人公、弟の孝証を演じる「身代わり忠臣蔵」
兄と弟を一人二役で喜々と演じています。
現代社会にも通じる個人と組織の関係性をユーモラスに描いた新解釈の「忠臣蔵」です。


映画誘人: 蕭 秀華



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E-mail :nocorin@senri-fm.jp

『蕭 秀華のちょっといいcinemaにのせて』
every Saturday pm3:00-pm4:00 O.A