『ワン・バトル・アフター・アナザー』
世界三大映画祭すべての監督賞を受賞しているポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作は最高に面白かった〜!!
元は世間を騒がせた革命家が、大切な一人娘をさらわれ、過去の因縁から変態軍人ロックジョーに追い詰められるストーリー。激しいバトルに息つく暇もなく、面白さが加速していきます。ヨレヨレのレオナルド・ディカプリオ、変態過ぎるショーン・ペン、飄々としたベニチオ・デル・トロほか、アカデミー賞受賞の俳優陣が強烈な個性で迫ってきます。2時間42分飽きさせません。
『アフター・ザ・クエイク』
TVドラマとして放送された村上春樹の短編連載小説「神の子供たちはみな踊る」からの4篇をベースに、オリジナルの設定を加え、1つに繋がる物語として映画化。
村上春樹の世界観を、喪失から生きる希望へと井上剛監督がどう映像化しているのか!?また、感情表現が難しいキャラクターを演じる役者魂にも注目して下さい
『シークレットメロディ』
大ヒットした台湾映画「言えない秘密」をベースした韓国版。2024年には日本でも京本大我&古川琴音共演でリメイクされました。まもなく取り壊される校舎にある古いピアノで《シークレット》と書かれた楽譜を弾くことで起こる想定外の純真なラブストーリー。
台湾版、日本版、韓国版それぞれのお国柄、また違ったラストを見比べるてみるのもいいですね。
『非常戒厳前夜』
2024年12月、韓国のユン・ソンニョル大統領が突然「非常戒厳」を宣布しました。
この作品は、韓国の調査報道専門・非営利独立メディア「ニュース打破(タパ)」が、「非常戒厳」から始まった韓国社会の混乱。そして日本メディアでは報じられることのなかったユン政権によるメディア弾圧と、それに果敢に対抗した「ニュース打破」の記者との劇的ともいえる闘いを映し出したドキュメンタリーです。
ユン政権の裏側、暗部を追い詰める記者たちの揺るぎない信念に圧倒されました。
『火喰鳥を、喰う』
不可思議で不可解なミステリー・ホラー。
ある夫婦の元に、太平洋戦争末期に戦死したとされる叔父が書き残した“謎めいた日記”が届き、その日を境に奇妙で不可解なことが起こり始めます。
最後のページに書かれた「ヒクイドリ クイタイ」の意味とは!?この怪奇現象の真実とは!?今、自分たちが住む世界そのものが侵食されていく!という特異かつ異様な世界観。
難易度の高い作品のようにも感じました。
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