こんにちは!SENRI・STREET 月曜日担当の本田かおりです。
21回目の放送はいかがでしたか。
今回は、「吹田市 歴史×ミライ クロスシンポジウム」についてです。
先週3月13日に、メイシアターにて「吹田市 歴史×ミライ クロスシンポジウム」が開催されました。
司会進行を、大阪公立大学大学院 工学研究科 都市系専攻 教授の嘉名光市(かなこういち)さんが務められました。
シンポジウムは2部構成で
◆第1部
テーマ:1970年 大阪万博~現代 これまでの吹田のまちづくりを振り返る
吹田にゆかりのある方による講演をしていただき、1970年万博から現在までの吹田の足跡を振り返ります。
【登壇者】は
大阪大学 名誉教授 澤木昌典(さわき まさのり)さん
「70年万博~現代 これまでの吹田の街づくりをふりかえる」と題して、吹田の市街地の発展経緯や、街づくりを大きく3期に区分して、
1960年 70年万博・広域的都市基盤形成期、
1970年代~2000年代前半 公共施設・商業施設整備期
2000年代後半~ その他の拡充・更新期
として、それぞれの期の歴史や施工例を交えて、吹田の街づくりのありかたや、これからの発展にはどのようなものが必要か、などなどを詳しく教えてくださいました。
ハードレガシーとしての「街づくり」と、これまでの住民主体・協働の「まちづくり」との連携についても、いろいろと考えさせられました。
関西大学 環境都市工学部 建築学科 都市設計研究室 教授 木下 光(きのした ひかる)さんは
関大前周辺のまちづくり~関大前通りは、どう生まれ変われるか~と題して、関大前通りのまちづくりに向けた地域のとりまとめに関わって、どのようにまちを活性化していくか、未来の街の姿をどうしていきたいのか、地域の方々を巻き込んで進めていく過程を教えてくださいました。
道路の利活用、道路の安全性、等を踏まえて「もっと歩きたくなる関大前ワークショップ」を開催して、ウォーカブルなまちづくりをめざしていく方向性を導き出していました。
大学と地域の連携が、すごくよく取れているなと思いました。
◆第2部は、
テーマ:2025年 大阪・関西万博~未来 吹田の未来のまちづくりの在り方について と題して
2025年万博を契機に、その先の未来に至るまで、まちづくりの専門家や実際に吹田で活動している方々を交え、今後の展望やより良いまちにしていくためにどのようなまちづくりをすべきかを議論します。
会場にいる来場者からの質疑についても登壇者が答えくださいました。
【登壇者】は
東京理科大学 創域理工学部 建築学科 教授 伊藤 香織さん
ひと・ネットワーククリエイター/眺めニスト 山下 裕子さん
株式会社Paddle 代表取締役CEO 赤堀 順一さん
吹田市旭通商店街協同組合 理事長 池内 かおり
がそれぞれの立場で、まちづくりについて語られました。
シビックプライドという、都市に対する市民の誇りという意味の考え方があり、自分自身が地域の構成員であることを自覚して、さらに街をいい場所にしていこうという意思を高めていかなくてはならないこと。
ソーシャルキャピタルといって、人と人との関係性をいろんな形で作っていくこと、例えば、ごみ拾いやいろんなことを通じて仲間づくりをしていく。そのことも、コミュニティの発達にとても重要なことだと。
登壇された方々の、様々な活動を聞いて、「人とのつながり」が「まちづくり」の大切なキーワードなのだと感じました。
とても貴重な時間を過ごすことができました。
私自身の活動に、活かしていきたいと思います。
会場でも、先日千里ニュータウン情報館のときにお話しました、「わたしの吹田クロスを書こう」ワークショップの出張開催もしていました。私も、付箋を書いて貼り付けました。
今回は、「吹田市 歴史×ミライ クロスシンポジウム」をご紹介させていただきました。
来週の放送も、お楽しみに!