番組への
メッセージ

2025年6月7日(土)蕭秀華のちょっといいcinemaにのせて

『国宝』
原作者の吉田修一が3年間、黒衣として歌舞伎界に入り書き上げた渾身の一作。メガホンをとったのは「悪人」「怒り」に続き吉田修一原作3作目の映画化となる李相日監督。
歌舞伎界を舞台に、歌舞の”血“を持たない男が、挫折と葛藤の末に《国宝》になるまでの50年間が描かれています。
主人公の吉沢亮、共演の横浜流星の女形の美しさ!!1年半に渡る歌舞伎指導で、ここまで完成度の高い女形を習得している事に感動しました。
“血”か“才能”か!?芸一筋に生きる男の生き様に胸が締め付けられました。歌舞伎を知らなくても心揺さぶられる作品になっています。是非、大画面でご覧下さい。

『ぶぶ漬けどうどす』
京都の〈本音〉と〈建前〉を面白可笑しく描いた作品。
京都の老舗扇子店の長男と結婚した主人公まどか。京都文化に振り回されながら、京都に認めてもらうために尽くしますが、これが一筋縄にはいかない。打ちのめされながらも京都愛を強めていく姿が、少し怖かったです(笑)元乃木坂46の深川麻衣が主演を務めています。

『年少日記』
幼少期の“痛み”と”後悔“を背負い続けた1人の男性教師の物語です。
なにもできない兄と優秀な弟。
幼少期、複雑な家庭で育った記憶と、生徒の苦しみを救ってあげたいという気持ちを交錯させながら展開していきます。
親は、子供に自分の価値観や理想を押し付けてはいないか!?
デビュー作となるニック・チェク監督は、子供たちや若者を思いやって欲しいというメッセージを込めてメガホンをとっています。

『我来たり 我見たり 我勝利せり』
格差社会をここまで不快に描く作品はあったでしょうか!?
〈狩り〉に情熱を注ぐ“上級国民”であるアモンは、ここ何ヶ月、動物ではなく《人間》を無差別に撃ち殺し、娘まで〈狩り〉に行きたいと言い出す衝撃作です。
富を得たものは、何をしようと許され、法でさえ裁くことができない!!究極の格差社会が描かれた不快な作品に、あなたは耐えられるでしょうか?

『リロ&スティッチ』
遂に実写版となった本作。
最新デジタル技術と、パペットの匠の技術を融合させたスティッチは、モフモフの毛並みがあって抱きしめたくなります。
両親を亡くしたリロと姉のナニ。そして愛を知らなかった暴れん坊のスティッチが、家族=オハナになっていく心温まる作品に仕上がっています。
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番組ではみなさんからのメッセージをお待ちしています!
観に行かれた映画の感想などもお聞かせください♪
FAX:06-6832-8370 E-mail:nocorin@senri-fm.jp

蕭秀華のちょっといいcinemaにのせて every Saturday pm3:00-pm4:00 O.A