今日のカタリストウォッチング水曜日は、
とよなか百景、吹田市民が選んだ100冊と吹田、豊中両市の“100”から紹介しました。
まずは、とよなか百景より。
服部霊園
墓地とは思えない清々しい場所でした。
三島由紀夫の『愛の渇き』にも、阪急岡町駅近辺とともに出てきています。
この小説を書くにあたって三島由紀夫は、実際に岡町近くの親戚の農場で取材をしたんだそうですよ。
千里中央公園「森のささやき」
千里北公園「風の道」
モノレール柴原駅前「宇宙の花」
庄内体育館「翼に乗って」
野畑図書館「白い雲」
そして、千里中央公園、モノレール柴原駅前、庄内体育館、野畑図書館。
この4つの百景選定地には共通するものがあります。
豊中市宝山町出身の造形作家、新宮晋さんの造形物があります。
新宮さんの作品はどれも風や水など、自然エネルギーで動くものばかりです。
それは、飛行場(今の大阪国際空港)で
遊んで過ごした新宮さんの少年時代による、空への憧れからなんだそうです。
世界中にある新宮さんの作品の根本が豊中にあると考えたら嬉しいですよね。
続いて後半は吹田の100冊より。
郷土出身の作家の本を紹介しました。
豊中はあまんきみこさんの『車のいろは空のいろ』。桜塚高校の出身です。
吹田からは、松野正子さんの『こぎつねコンとこだぬきポン』と
上条由美子さん翻訳のイギリスの童話『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』。
お二人とも、吹田にお住まいで、親交もあるそうです。
上条由美子さんは、先日紹介した、千里YWCA子供図書館の代表もされています。
そして箕面からは、富安陽子さんの『まゆとおに』。
ひと昔前の里山のおはなしが楽しいお話を書かれる富安さんは、箕面在住です。
私たちの住む地域にゆかりがある方と思うと、その作品にも親しみが持てますね。
さて、4月からお世話になったカタリストウォッチング水曜日も、
今回が最終回となってしまいました。
半年間でしたが、かわいがって下さり、ありがとうございました。
水曜日担当 ☆深堀康子☆
『カタリストウォッチング』
(月~木)14:00~15:00放送中!