《 音楽密林日記 その19 》 隊長!ホ・オポノポノ!
1時台ゲスト/玉木 美帆さん ~隊長の迷走と共に~
賭博黙示録カイジというマンガの中に登場する、
大槻班長という人物のセリフに
「明日からがんばろうじゃない、“今日だけ”がんばろうと思うんだ」
という名言があって、
まさに「明日から人間」の中村はひどく感銘を受けました。
ちなみにこの班長、とんでもなく狡猾な上、
極悪非道な人間で、
人の弱みにつけこむわ、
チンチロリンでいかさまをして弱い人間から金をむしり取るわ、
そのくせ言うことだけは聖人君子みたいなとんでもない人物なのです。
…本題に入る前に閑話から始めてしまいましたが。
きれいな海のような色のサマードレスで登場の美帆さん。
美帆さんのイメージは、
隙がありそうで隙のない人、隙がなさそうで隙のある人。
それにしても。
マスターがお招きするゲストは圧倒的に女性が多く、
しかも100%の確率で美人。
美帆さんとはFacebookがとなり、今回のゲスト出演が
実現したという話でコーナーは始まったわけですが、
ここで早くもマスターのスーパーナチュラル炸裂。
マスター 「フェー スブウックを通じて…」
中村&ディレクター 「?」
マスター 「そこでフェー スブウックから…」
中村&ディレクター 「!?」
※ 注 ・↑ 「フェースブウック 」の「言い方」ですが、
「フェ」にアクセントをつけて声に出して
読んでみてください(英語の正しいアクセントと同じ)。
マスターの口から3度目の「フェースブウック」が出た時、
ついに中村&ディレクターは
ク゛ハッ!! (´゜ω゜) お 茶 吹 い た!
※ 後日談(というか番組終わってから)
中村 「マスターって、いつも本場の発音で “フェースブウック” って言ってるんですか?」
マスター 「ううん」
中村 「じゃあ何で」
マスター 「…だって…(美帆さん)東京の人やし…」
中村 「えっ」
…解説すると、要するにコテコテ大阪人のマスターは、
「東京からやってきた」の美帆さんに対し
「大阪人が東京の人間に対し潜在的に持つといわれるある種のコンプレックス」
なるものを発動させたというわけです
(詳しくは前回の “音楽密林日記” も併せてお読みください)。
しかし、
なぜマスターの頭の中で
「東京」=「英語」
とシナプスが直結したのか。
…いや、そんなことはどうでもよくて、
ゲストは美帆さん。
美帆さんはそんなマスターを暖かくフォローして
なおかつマスターのオーラを浄化してくれたのでした。
☆ 美帆さんから教わったこと〈ホ・オポノポノ〉 4つの言葉
ホ・オポノポノとはハワイの言葉だそう。
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」
この4つの言葉を自分に向かって言ってあげることで、
魂のクリーニングができるという、
ハワイのヒーリング方法だとか。
スタジオで披露してくれた美帆さんの歌。
「4つの言葉」は繰り返し優しく畳みかけてくるようで、
マスターと中村は魂の救済を求めるがごとく、
うっとりと聴き入ってしまいました。
それにしても4つの言葉を毎日唱えるだけでいい「ホ・オポノポノ」、
宗教ではないにせよ、浄土宗以来のお手軽さである。
飽き症といわれるB型の中村にもできそうな予感が…と思ったら、
美帆さんもきっちりB型。
ますますやる気が湧いてきました。
欲しいものをきちんと手にする術を知っている美帆さん。
努力あってこその運、ですね。
「明日から人間」改め「今日から人間」になるべく、
明日からがんばろうと強く思った中村でした。
2時台ゲスト / RUDE JUNK(ルードジャンク) ~そして隊長の暴走~
…東京からのゲスト、玉木 美帆さんを見送って緊張が解けたのか、
ここからのマスターこと隊長は、
もはやコンパスを投げ捨て、
隊員をぬかるみに残したまま、
やみくもにジャングルを徘徊する。
メンバー全員男性、しかも30代、しかも出身が同じという、
マスターにとっては超ホームグラウンドな環境。
スタジオはヒーリングルーム改め、一気に居酒屋な感じに。
中村の目には、それぞれの前にチューハイのグラスとツマミが
散乱しているように見えたのですが、多分気のせいですね。
小学生からずっと一緒の
とよぢさんと、もりもり(別名ベータ)との
間に挟まれ、同い年のしげしげ。
…もりもりとか、しげしげとか書くと、
甘えっ子な人たちみたいですが
別に自分で自分のことを、そう呼んでいるわけではありませんでした。
☆ アナログな人々
RUDE JUNKがゲストに来てくれるとのことで、
マスターと中村は例によって事前予習のため
インターネットの海をさまよったわけです。
ところが足がつるほど泳ぎ回った結果、
「 ど こ に も 情 報 が な い 」
…今時このインターネッツ氾濫のこの時代、
バンドやってるっていうと
まず間違いなく、検索にひっかかってきます。
ところが「RUDE JUNK」をいくら検索しても、
おすすめしてくれたはずのLIP2ndのHP内にも
手がかりなし(!)。
あかんたれな2人が考えた結論。
「きっと秘密主義な人たちに違いない」
…ところが話を聞くと、
とよぢさん 「 そういうの、ウチは得意な人間がおらんのです 」
そういうの、ってホームページとかブログとか、ですよね?
じゃあライブの告知はどうしているんですか?
とよぢさん 「 “のろし”です 」
マスター&中村 「!!」
もりもり 「あ、でもボクはミクシーやってます」
何だー、ちゃんとやってるじゃないですか
もりもり 「 でもあまり更新してなくて 」
あまり、ってどの位?
もりもり 「 1年に1回ぐらい 」
…それって…もはやミクシーやってることを隠した方がいいかと思われます。
コーナーが進むにつれ、
もはや番組マスターであることを放棄したマスターの、
突っ込みを逸脱した暴言の数々を風のごとく受け流すメンバー。
そんな中、
しげしげ 「 今ハマってるのは、初音ミクです 」
ええーっ!?
まさかの初音ミク?
中村 「 ボーカロイドなら、最近ニコ動に専門ページができましたね 」
しげしげ 「 でもボク、ニコ動の“ろぐいん”ってのがよくわからないんです 」
一同 「!?」
しげしげ 「 (無邪気に)ろぐいん、ってあるじゃないですか?アレをどうしたらいいのか」
中村 「 いや、だから登録したメールアドレスとパスワードを入力するだけで 」
しげしげ 「 (天真爛漫に)でも自分のPCアドレス、知らないんですよ 」
中村 「何…だと?」
とよぢさん 「 ところで今喋っているのは日本語ですか? 」
…もはや回収不可能な会話の中、更に新たな投石による波紋が。
しげしげ 「 集めているものは“白いTシャツ”です 」
マスター(酔?) 「 今着てるの?それってTシャツ?肌着かと思った、ケケッ 」
…中村さんの足があと30cm長ければ、
思いきり蹴飛ばしているところです。
しかしマスターの発言を華麗にスルーしつつ、
しげしげ 「 いや、この白いTシャツをですねえ、着ていくと古くなってきますよね。
そうすると仕事着になるんですよ。で、最後は切って何か拭いたりするのに使ったり 」
一同 「!!」
そんなRUDE JUNKとお酒が飲んでみたい、
じゃなくライブが見たい、という方は
どうぞLIP2ndにお問い合わせください。
運が良ければ、情報をゲットすることができるかもしれませんよ。
大人が楽しめるPUNK ROCKです。
〈 佐 織 の コ レ イ ケ 〉
夏の読書ならこれだね! アーサー・C・クラーク 「 イルカの島 」
誰にでもあると思います、宝物みたいな小説。
残り少なくなるページを繰るのがもったいなくなる、
そんな小説があると思います。
初めて読んで以来、ずっとわたしの中でベスト3に入るSF。
それが「 イルカの島 」。
夢と希望と、冒険、
子どもの頃のわくわくする気持ちがいっぱいつまっていて、
ほんのり切なくなる、
でも最後には幸せいっぱいになる、そんな小説です。
敬愛するアーサー・C・クラークの作品では異色の
ジュヴナイル小説ともいえるこの作品、
イルカと少年の活躍に心が踊ります。
理屈抜きに楽しめる、娯楽小説。
子どもの頃の気持ちを忘れたくない人と、
子どもの頃の気持ちを忘れてしまった、すべての人に。
『千里!僕らのミュージック・ジャングル』
毎週土曜日午後1時~3時生放送中!