こんにちは。カタリストの春田 聖子です。
今週の「カタ☆ラジ」は
カタラジメンバー藤代 晶子さんをお迎えして、
読書の楽しみについて語り合いました。
最近は活字離れが進んでいると言われる通り、
電車の中でも読書をしている人は少数派ですが、
藤代さんは移動時間はもちろん、
ちょっとした待ち時間にも本を読む、
いつも読みかけの本が手元にあるのが楽しみですと語る、大の読書好き。
子どもの頃から文字に興味があ って、
字を書いたり読んだりするのが好きで
図書館通いを欠かさなかったそうです。
そんな藤代さんに、
どんな本から読めばいいのか分からない人のために
お勧めしたい作家・本をご紹介いただきました。
まずは高田 郁さんの「みをつくし料理帖」シリーズ。
この作家は時代小説作家ですが、
とにかく言葉遣いがきれいで
料理や情景描写が丁寧で
一文字ずつゆっくり噛みしめて読みたい作品が多いそうです。
また「銀二貫」はドラマにもなっていたので
歴史物が苦手でも入りやすいのでは。
次に読みやすいライトノベルなら有川 浩さんお作品。
「阪急電車」、「図書館戦争」、「空飛ぶ広報室」、
「フリーター、家を買う」、
「キャロリング」あたりは映画化、ドラマ化もされているのでお勧めです。
登場人物の誰かに必ず寄り添えるし、
どの作品も読後感がすっきり爽やかで最高とのことですよ。
このほか、
ちょっと変わった人物が登場するのが小川 糸さんの作品。
「食堂かたつむり」、「つるかめ助産院」、「にじいろガーデン」など、
不思議な気分になりたいときにはぴったりかも。
また、
すこし情けない主人公が出てくることが多いのが
三浦 しをん さんの作品。
林業がテーマの「神去なあなあ日常」、
辞書の刊行がテーマの「船を編む」、
文楽を描いた「仏果を得ず」などはあまり知られていない世界を
詳細に描いていて興味深いそうです。
中でもこの季節に是非読んでほしいのが
「風が強く吹いている」という作品。
箱根駅伝を目指す若者を描いた青春小説だそう。
私も 早速、帰りに本屋さんに寄って手に入れましたよ!
どんな話なのか楽しみです。
普段本を読む人でも、
つい同じ作家の作品や
同じジャンルばかり読んでしまいがちだと思います。
藤代さんが紹介してくれた作品の中に
興味を持てる物があれば、是非手に取って、
移動時間のお伴をスマホから本に変えてみるのはいかがでしょうか。
次回の「カタ☆ラジ」は11月22日放送。どうぞお楽しみに!
『カタ☆ラジ』
第1・3・4・5土曜日午後2時30分~3時ON-AIR中♪