番組への
メッセージ

2015年2月18日 情報ステーション・水曜日

こんにちは!水曜日担当の林愛子です(^^)
雨が降ったり、止んだり、日が差してきたと思えば「狐の嫁入り」、
と忙しいお天気でしたね~。
でも、こういう天気の変化があると、季節は進んでいるのかなと感じたりもします。

今週も水曜日の北摂伝言板は、
関西大学政策創造学部深井ゼミとお届けする
「やってんねん関大!おおさか・まち探し」
ゲストは、片上優さんと中原ゆうりさんでした。

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おふたりは先日、雪も舞うとっても寒い日にこのコーナーのために
面白いものはないかと「岡町商店街」へ繰り出していたそうなんです。
そして商店街を端から端まで歩き、引き返そうと振り返った瞬間、
商店街の名前が「桜塚商店街」になっていてとっても驚いたお話をしてくれました。
さて、ここまでを聞くと、この商店街自体について取り上げるのかと思いきや、
そうではありませんでした。(笑)2人が注目したのはこの商店街にある喫茶店、
コミュニティーカフェkittoだったんです。

コミュニティーカフェkittoとは、ボランティアの一環で成り立っている喫茶店です。
元々、国からの補助金「ふるさと雇用再生特別基金」で雇用を生み出すために、
会社がオーナーとなりスタッフ5人で運営されていました。
その3年後、補助金給付が終了し、一旦は手を引くことになります。
しかし、地域の人々から復活要望の声も多くあり、地域財産として残すため、
とある地域団体が主体となり継続に至ったそうです。
地域に愛されている憩いの場ということがこの経緯からもよく分かります。

そんなコミュニティーカフェkittoはただお茶をする喫茶店というだけではなく、
他にも色々なことを行っています。
例えば、ギターやピアノ教室、お役所へのお弁当配達、ギャラリーの貸し出し等、
みなさんに利用してもらうことを重視したものになっているそうです。
さらに珍しいのが、ここで学習塾も行われていること!
その名も「わにまーる学習塾」です。
主にひとり親や外国人向けに行うため授業料を格安に設定してはいますが、
講師となるのは大阪大学の学生さん。
ボランティアというわけではありませんが、
講師が最低限の賃金をもらえるよう学生さんが授業料を決めたと話していました。
1コマ2時間の内訳は、学習40分+休憩20分+学習30分+休憩30分
(学習70分、休憩50分)となんとも驚きです!!
こんなに休憩をしていいものなのか?!と思ってしまいますが、
この塾では勉強はもちろん、
コミュニケーションを取る時間も大切にしているから問題ないそうです。
休憩時間は、生徒や講師が一緒におしゃべりをしたり、
トランプをして遊ぶ姿が見られます。

地域に愛され、独自の取り組みも行っているコミュニティーカフェkitto。
ただ、これからのことを考えると課題もいくつか残されています。
まずは講師の確保です。現在の講師も学生なのでいずれ卒業します。
そして、PR力です。講師数を増やすため、
ひとり親の子供や外国人にこの場所の存在を知ってもらうためです。
深井ゼミのみなさんの中には、
同じ学生として講師側の気持ちが分かる方もいるかもしれません。
どんなPRがこのケースには有効的か、またアイデアがあれば聞いてみたいと思います。

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P. S. 深井ゼミのみなさんから
「大阪上等ウエディング」が大成功したと報告がありました!
以前にもご紹介した商店街での結婚式。
ケーキ入刀ではなくお好み焼き入刀、
ご臨席のみなさんに配るのはハート形コロッケetc、
オリジナリティー溢れるまちぐるみのウェディング。
あなたの町でもいかがですか??

次回もお楽しみに~♪

『情報ステーション・水曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)