8月22日(土)に大阪ガス hu+g MUSEUMで
アッヴィ IBD患者さんのおいしい教室が行われました。
IBDとは、腸の粘膜に炎症や潰瘍を生じる慢性疾患を総称したもので、
主に「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2つの病気を指しています。
潰瘍性大腸炎は、大腸に慢性の炎症が起こる病気で、
慢性的な下痢・血便、腹痛が起こったり、発熱や貧血などが現れます。
クローン病は、慢性の炎症が大腸だけでなく、消化管全体に起こります。
IBDの原因は解明されていませんが、日本人の食生活の変化なども
発症との関連が深いのではないかと考えられています。
そのため、食事による病態悪化を避けるためには、
身体の状態にあった食材の選択など、
栄養管理をきちんと行うことが重要です。
当日は、医療法人むらのクリニック院長の村野実之さんによる講演
「炎症性腸疾患の病態と治療」と、
料理研究家・栄養士の田中可奈子さんによる講演
「炎症性腸疾患の患者さん向け食事のポイント」・調理実習が
行われました。
調理実習では、旬の魚のソテー ハーブヨーグルトソース、
水なすとトマトのすっきりサラダ、夏野菜のごろごろスープを作りました。
どのメニューも、脂質は抑えてありますが、
ハーブを使ったり、ゆっくり火を通すことでうまみを引き出したりと、
満足感を得るための工夫があります。
試食の際も、参加者の方から「美味しい!」という声が上がっていました。
この模様は、8月27日(木)のごきげん千里837
12時15分頃からオンエアします。
どうぞ、お聞き下さい。