こんにちは‼
今週もお聴きいただき、ありがとうございました。
北摂伝言板【地域活動つたえ隊】
ゲストは、日本野鳥の会大阪支部副支部長・平軍二さんでした。
今月のテーマは《ツバメのねぐら入り》でした。
ツバメは、3月下旬から4月上旬に日本にやって来て、
子育てをし、10月頃に南国に帰っていく渡り鳥(夏鳥)です。
5月~6月ごろに産まれた子ツバメや
子育てを終えた親鳥は、
7月~9月になると日没の頃に
《ツバメのねぐら》と呼ばれているヨシ原に集まって
一緒に寝ているのだそうです!
大阪府内で最大のねぐらは、高槻市鵜殿のヨシ原。
千里ニュータウンの近くでは、
豊中市柴原町で《ツバメのねぐら》を見ることができます。
ところで、
かつては街の至るところで見かけられたツバメの巣。
年々減少していることをご存じでしょうか?
吹田市で行われた1998年と2010年の調査を比べると、
3分の1に激減してしまっています。
今はもっと減っているとか。
減少した主な原因としては、
1,天敵カラスの増加
2,田畑や溜池が減ったこと
3,商店街の人通りが少なくなり、カラスの襲われやすくなったこと
4,害虫を食べてくれる益鳥と言われて好意を持たれていたが、
最近では糞で汚れるなどで嫌われることが多くなったこと
などが挙げられます。
今後もますます減っていく可能性の高いツバメの巣。
ツバメの巣が存続できる条件としては、
朝早くから人通りが多く、カラスが襲来できない場所。
番犬がいてカラスが来ると吠えてくれる民家などです。
現代では、この条件を満たす環境は少なくなっているのですね。
平さんは、
『もしツバメが巣を作ったら、どうかあたたかく見守ってあげてほしい』
と語っていらっしゃいました。
これ以上ツバメの巣が減らないようにするためには、
私たちの「心の余裕」が必要なのかもしれません。
ちなみに、
今年ディオス北千里の北千里サテライトスタジオの近くに
ツバメが巣を作っていたんですよ♪♪
来年も来てくれますように☆
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マヨネーズのぶらりは、
茨木市立文化財資料館の
【燃やされた墓―上寺山古墳里帰り展】
についてお届けしました!
上寺山古墳は、
6世紀後半から7世紀始めごろに作られたとされる古墳です。
特徴は、全国でも珍しい「横穴式木室」だということ。
さらに、棺を埋葬した後に火をつけられているということです。
仏教の火葬とは違う、
独自の火葬が行われていたことを示す貴重な古墳なのです。
昭和36年の発掘調査の時の写真や資料、出土品などが展示され、
興味深い内容となっています。
9月28日(月)まで開催中。
ぜひ足をお運びくださいね(“⌒∇⌒”)
それでは、また来週の月曜日にお耳にかかりましょう‼
♪マヨネーズ♪
『北千里アワー・月曜日』
毎週月曜日~木曜日午後4時~6時ON-AIR中♪
(北千里サテライトスタジオ)